やきそば王国 黒石 まずは、「秋元」に!
このまるごと青森ブログ。
いろいろな観光地、厳選食材、食べ物のご紹介をしていますが、
実は、結構やきそばネタが多いんです。
これまでにも、青森のやきそば、浪岡のやきそば、黒石の藻川屋の焼きそば、
などご当地のおいしいやきそばをご紹介してきました。
各地のやきそばを食べ始めていくと、もしかしたら黒石のやきそばの特徴は、
「平たい太麺のゆで麺」が主流じゃないか?と思ってきて、
ソースを吸う麺の表面積を大きくしつつ、コシと食感を残す、そのために
平たい太麺がスタンダードになっていたのかな、なんて想像を膨らませていくと、
いよいよ黒石やきそばの奥深さに敬意を表したくなってきます。
市役所の方々にこの四万人を切る人口の黒石市にいったいおいしい
やきそばを出してくれるお店はどれぐらいあるのかと、伺ったところ、
その数は「20軒」を越える!と聞いてビックリ。
・・・ならば、と
このやきそばスタンプラリーを制覇し、黒石やきそばの神髄に触れたい!
こんな覚悟で黒石やきそば「食楽園」の世界に身を投じる決意を固め、
ある時期、今日は4件、今日は5件と食堂をはしごする日々を過ごしてきました。
こうして訪ね歩いた庶民の味、やきそば。
戦後、黒石の街に生まれたたくさんのやきそば店。
そのやきそばは、お腹の空いたこどもたちのおやつ。
おこづかいを持っていくと、金額分のやきそばが新聞に包まれる、
そんな時代からのものなんだ、とあるお店では話してくれました。
その中でも、いろいろな方々からまずは行っておいで、と紹介されたのが、
「秋元食堂」。
まさに本格派の黒石やきそば。
風格のあるやきそば専門店でした。
深い中華鍋にキャベツと豚の三枚肉、そしてラード。
自家製ブレンドのラードが激しく音を立てます。
そこに平太のゆで麺の登場。
たっぷりの秘伝ソースを流し込み、ジュージュー、グツグツいう鍋を懸命にかき混ぜます。
仕上がったやきそばは、さすがは評判どおり。
麺のコシ、ソースの甘さ・酸味・うま味。最高のバランス。
ムチッとした平たい太麺は、さすがゆで麺。
たっぷりとソースを吸って麺自体のおいしさにソースが絡み、箸がどんどん進みます。
パリっと炒めた三枚肉は大きく、存在感があり、たっぷり麺を食べながらひとつまみする最高の箸休めに。
さらにキャベツの食感がまた、麺を食べたい衝動へとかき立てていく。
もちろん出来たてを食堂でそのままいただくのがベストですが、冷めても充分にウマイ。
知っている常連さんなどが、お昼時にはお持ち帰りのやきそばができるのを待っています。
書いているだけでもう一度行きたくなるあの味。
私の「黒石やきそば食楽旅」はココから始まりました。
機会を見て、まだまだおいしいあの店、この店のこともご紹介します♪
byなおき
秋元食堂のプロフィール
□住所:黒石市青山84-2
□営業時間:1000~1400、1600~1800
□定休:毎週水曜日、日曜日
□やきそば:300円、400円、500円、600円と
量によって値段が変わる。
※お持ち帰りには600円はなし。
ただし、オードブルサイズ1000円、1500円、2000円があります。
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。