いよいよ、りんごが美味しい季節到来!
りんご畑では早生品種「つがる」の収穫が始まっています。
りんごといえば、生で食べるだけではなく「ジュース」でもおいしいですよね。
店頭に並ぶいろいろなりんごジュースを見比べると、濁ったジュースと透き通ったジュースの2種類あるのに気づきます。
いわゆる「混濁果汁」と「透明果汁」です。
県内のりんごどころでよく見かけるのは「混濁果汁」。
業界の方にうかがったところ、なんと県内産りんごジュースの9割以上は「混濁果汁」とのことでした。
その違いは製法の違い。
簡単にいうと搾っただけの果汁は濁っていて、これが混濁果汁。
この果汁から食物繊維などの固形成分を取り除くことにより透明果汁なります。
舌には感じられませんが、あの濁りの元は、小さな小さなりんごの果肉なのです。
次に聞きたくなるのが「身体にいいのはどっち?」ということですよね。
どちらかと迫られれば、食物繊維が少し多い「混濁」と答えるようですが、混濁から取り除かれる固形成分はごくごく微量なため、健康効果の違いとなるほどではないようですよ。
業界の方が強く訴えていたのはただひとつ。
「混濁果汁」は良い原料でなければ作れないということ。
透明果汁の色は、濾過することによっていくらでも、場合によっては無色透明にもできるのだそうですが、混濁果汁のきれいな色は何より原料そのものに由来するとのことでした。
青森のりんごジュースが「混濁」で「おいいしい」のは、やっぱり原料に自信があるからなんですね!ブラボー!!
(※混濁果汁の色は品種などによっても異なります。それから、青森のりんごジュースは、透明果汁でも原料を選りすぐっているそうですからご心配なく。)
by 義人
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