まるごと青森

津軽の「錦石(にしきいし)」

古くて新しい? 津軽の「錦石(にしきいし)」

特産品・お土産 | 2007-05-14 14:02

ご自宅や実家にこんな「置き石」はありませんか?
それじゃあ、子供の頃、親戚の家で見かけたことは?

津軽の「錦石(にしきいし)」

津軽は「錦石」と呼ばれる美しい天然石の産地として古くから有名です。
「錦石」とは、磨くと美しい色彩や光沢を示す津軽産の天然石の総称。鉱物的分類というよりは、その色の美しさや模様の特製によって分類されるのが一般的で、多彩な色彩と模様が錦のように美しいことからその名が付けられたのだとか。

津軽では、このきれいな錦石を削り、磨きをかけて、観賞用としてはもちろんのこと、実用品や装身具として古くから利用してきました。

津軽の「錦石(にしきいし)」

この美しさは広く知られていたようで、「津軽藩日記」には1675年に幕府に錦石を献上したことが記録されていますし、菅江真澄の「遊覧記」や伊能忠敬の「測量日記」、木内石亭の「奇石産誌」においても度々紹介され、そして絶賛されています。

現在ではいろいろな形に加工されますが、江戸時代は、”津軽玉”と称される珠状にしてかんざしや根付けに用いられるのが一般的でした。この津軽玉の制作を修行した若狭藩士が、若狭へ帰って珠づくりの技術を伝え、若狭瑪瑙細工の隆盛をもたらしたと伝えられています。さらに、この流れを継いだ者が甲斐の国に入り、有名な山梨水晶細工の基礎づくりに貢献したのだとも。

ところが、本場津軽の錦石づくりは一時途絶えたことがあります。弘前城下を流れる土淵川の瑪瑙が取り尽くされてしまったことが主な原因とか。ようやく復活したのは昭和になってからのことで、因果なことに、若狭の飾り物細工屋に徒弟として修行した津軽人がその技を持ち帰ったことがきっかになりました。

津軽の「錦石(にしきいし)」

(↑上が磨いたあとの錦石。↓下が磨く前の錦石。)

津軽の「錦石(にしきいし)」

錦石は大きく分けて「置き石」と「細工」の2種類。どちらも、たくさんの地道な工程を経て削られ、そして磨かれ、やっと輝きます。

これまでは、アスパムや青森空港で目にしても何となく通り過ぎていましたが、これからは、見る目が違ってきそうですね。 by 義人

錦石は『青森県伝統工芸品』に認定されています。

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

タグ別記事一覧

ねぶた・ねぷた奥入瀬渓流絶景太宰治灯台青森土産きのこ鮟鱇JOMONトーク伝統芸能果物山菜・きのこウニ温泉ジオパーク津軽土産アニメあんこう万年筆えんぶりカフェ・レストラン米・パン・穀物津軽海峡自転車ガイドパッケージ買いクラフト風間浦鮟鱇ステンドグラス建物お酒寿司白神山地周辺津軽弁金魚イベントハンドメイド#郷土料理#青森グルメラーメン野菜居酒屋・バーカレー缶バッジおにぎり海藻唐揚げ#お家ごはん中華料理スイーツ魚介種差海岸まつりカンバッジうにぎりわかめ和栗インバウンド#料理エビチャーハンまち歩き肉・卵十和田湖アクティビティおみやげ岩のりe-sportsスタンプお家でシリーズBUNACO白神山地体験レポート伝統工芸田んぼアートマグロお土産津軽弁缶バッジ寒海苔お盆スーパー植物#だし青森県郷土料理三味線ご当地蔦沼寺山修司カフェ迎え火・送り火ハンコ担々麺#アートアウトドアツアー歴史・文化紅葉新緑八戸ブックセンターコーヒー嶽きみコケシ辛い#青森県立美術館#サウナ自然アートランチライトアップイルカプリン熱帯魚クリスマス種差#自然#八甲田山グルメ弘前公園陸奥湾おやき焼き鳥グランピング#エビの釣り堀八戸市食堂ブナコ弘前城フェリー三社大祭日記雪見温泉月見#釣りヒバ津軽八甲田尻屋埼灯台館花岸壁朝市ポップアナログレコード#手帳鉄道青森岩木山尻屋埼宵宮横丁露天風呂青森県、色彩#桜りんご三内丸山遺跡白神山地毛豆寒立馬美術館最強毛豆決定戦妖怪#食

まるごと青森Facebookページ始めました。
登録がある方はもちろん、ない方も登録して下記ページで「いいね」のクリックして、まるごと青森ブログともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。
まるごと青森FBページ

月別記事一覧

月別一覧ページへ