品のある大人の洋菓子 PATISSERIE Takahashi
※サーベイ青森でも紹介していました弘前市下白銀町のケーキ屋さん「PATISSERIE Takahashi」は残念ながら廃業しております。
同じ場所に11月23日から焼き菓子・チョコレート専門店の「ボン・テクール」さんが開業されています。
美味しいケーキを提供いただきありがとうございました。 (追記07.12.25なおき)
弘前市下白銀町の弘前公園の外堀に面したところにお店を構えるパティスリータカハシ。
お店の看板に外堀のさくらの緑が移っていて、お花見の季節ならピンクの花が写っていたんだろうな、と思いつつ、マホガニーの大きなドアを開けて中へ。
中の意匠もマホガニーを基調としながらガラスケースをシックに。
感じてくるのは「大人が通うパティスリー」。
気取らなくてもいいのに、気取ってみたくなったり。
パテシエの高橋さんは団塊世代の方。
ですがどう見ても四十歳台。お歳を伺ったときにはビックリ。
やさしさが表にも現れるカッコイイ方です。
高橋さんはもともとが弘前出身。
20才で東京に移り、この道に進み、修行を重ね、東京大塚でお店を以来ずっと構えていました。
そして4年前、長い間暮らした大塚から、弘前公園のお堀に面するさくらの美しいこの地でお店を構えます。
弘前は人口の割に菓子店が多い街であることは高橋さんも知っていました。
それでも自分が長いこと研鑽を積んできたものを受け入れてくれる成熟した洋菓子ファンがいることを信じ、開店します。
弘前市民はパティスリータカハシを大いに歓迎し、以来たくさんのお客様をお迎えする素敵なお店と言われるようになります。
お店で年を通して人気が高いのが、「フレーズ」。
甘酸っぱいいちごとふんわかのケーキのいわゆる正統派ショート。
最近よく耳にする「甘くなくておいしい」はまさにこれかなって思ってしまいます。
「モンブラン」もい人気の高い一品です。
ボディに栗のクリーム。その中にはバニラの香りいっぱいのカスタードクリームが入る二層になっていて、ショコラティエでもある高橋さんオリジナルのチョコレートが帽子のように乗り、ブルーベリーの酸味がアクセント。
しっとりとした生地の上の乗った様は、かわいらしくて「ミッキーのお鼻のよう」です♪
ガラスケースの中で一際輝いていたのが、「カシス」。
ボディには品のあるカシスの酸味が効いたふんわりコクのあるムース。
その上にダークチェリーとフレッシュフルーツ。
味わう間もなくすいすいと入ってしまう魔性のうまさです。
毎年、弘前さくらまつりの時期にはもの凄い人・人・人となるこの通り。
コチラではこの時期だけの限定で「サクラロール」や「ホールのアップルパイ」などを出しています。これもまた楽しみです。
スイーツ巡りをしながら弘前公園の外堀を歩くのもまた楽しいこと。
イートインはありませんが、素敵なスイーツに出会えますよ。
無添加なのでお子様に、とお買い求めされる方も多いんだそうです。
byなおき
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。