バナナ型の最中の皮に、
バナナ風味の白餡を詰め込んだこの最中は、
バナナがとても高価な果物だった頃、
この香りと甘味を菓子にできたら喜ばれるだろうと、
津軽の菓子職人達が苦労の末に作り出した和菓子の傑作です。
今や津軽の風土菓子として品格さえある(笑)「バナナ最中」は、
本物のように仕上げられた白餡の食感と味、
そして、和菓子感たっぷりのバナナ香が特徴です。
先日、五所川原市(というかS県民局)のSさんが、
私たち「まるごと青森バナナ最中(MBM)研究所」に、
まだ研究していない「バナナ最中」を分けてくださいました。
それがこちら、竹屋さんの「バナナ最中」です。
やや大きめのこのバナナ最中は、
濃厚な香りでしっかりと甘く、
それでいて、しつこさがないなかなかの逸品。
厚めの皮の中にぎゅーっと詰められた白餡は、
今から30年以上前、
ご主人がいろいろな方に話を聞きながら考案したオリジナル。
独特の固い白餡に驚くお客さんも多いのだそうです。
バナナ最中ファンのみなさん、
五所川原にお立ち寄りの際には、
1本130円のこの一品もぜひお試しくださいね。
ちなみに、分類学的には、
包み方はクラッシック・ツイスト・タイプ、
BANANAの横文字入りの皮は、
何だか明るいメキシカン・タイプに分類されます(笑)。
by MBM研究所長
※Sさん、ありがとうございました。
【お店情報】
竹屋(五所川原市寺町2)
電話:0173-35-3243(お取り寄せ可)
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。