今日6月18日は津軽三味線の名人、初代高橋竹山さんの生誕100年の記念日。
竹山さんは、明治43年に平内町小湊に生まれ、幼い頃に失明。14歳で藤沢坊に弟子入りし三味線を学び、16歳で独立。
民謡界のスター成田雲竹さんに請われて伴奏を努め、コンビで津軽民謡の普及に大きく貢献。その後、津軽三味線を芸術の域にまで高め、三味線ブームを巻き起こし、世界的に有名にした凄い方なのです♪
民謡大好きなワタシも、平内町にお出掛けして竹山さんの生誕100年をお祝いしてきました♪
今日、除幕された記念碑には『私がくるしかった 生活のなかで考えたことは 三味線にバチに 魂をいれると いうことだけだった 高橋竹山』と刻まれています。
除幕式の後は、記念式典にて、記録映像の上映や、竹伸会と後藤千万里会によるアトラクション♪
まるでそこに竹山さんが見守っているかのようなステージでの三味線合奏、
感情が伝わってくる後藤竹春さんの三味線独奏や、竹山さんのお孫さんにあたる高橋哲子さんによる民謡、
そして、後藤千万里会による華やかな手踊り
とあっという間の45分♪
最後は、お客様も一緒になって、輪になってドダレバチを踊って盛り上がり、竹山さんも天国で喜んでいるでしょうね。
そして、3月31日まで平内町歴史民俗資料館で開催される特別展『高橋竹山とその生涯』を見学。
太棹三味線、灰皿、そして点字機と日記など愛用の品々が展示されています。
また、棟方から送られた板画と手紙も展示されているのですが、手紙は、「青森県東郡小湊町小湊駅前」というシンプルな住所で到着しています(笑)。
そして、場所を棟方が記した住所、小湊駅前に移動。
といっても、JRで帰るためではありません。
商工会女性部と青年部(←楽しいブログです)の方々で整備された花壇を見るためです!!
フラワーポットで「100」という文字を書き、更に『00』の中にはマリーゴールドで『竹山』という文字が書かれています。
梅雨に入り、作業も大変だったと思いますが、街をあげたお祝いムードが伝わってきます!!
女性部と青年部のみなさまおつかれさまでした!!
ちなみに、作業をしていた青年部の方たちも、普通~~に竹山さんと交流があったそうです。不思議な感覚ですが、87歳まで生きられたご長寿さんだったら、交流があってもおかしくないですものね。
そして、正面には巨大な津軽三味線!!
青年部メンバーの大工さんが2日かかって作られたんですって!!
本業もあってお忙しかったんでしょうね、バチはオシャモジ(笑)
ここは、来月にはまた新たな楽しめるモノが登場するそうです!!
そして、高橋哲子さんから、「竹山は家の近所の愛宕神社を大事にしていました」というお話を聞いていたので、行ってみました。
いきなり鳥居の手前で四葉のクローバー発見♪
竹山さんが「お祝いしてくれてありがとう」ってくださったのかしら♪
そして鳥居の奥を登っていくと、緑の中に神社が♪
木々が青く、鳥がさえずるこの空間で、竹山さんはいろいろ三味線のことを考えていたのでしょうか。
そして、最後は記念の写真展をしているほたて広場へ。
こちらの施設の2階で開催されています。
竹山さんの愛した平内町平中のねぶたや山車の前で、仲間と写真に納まる竹山さんの姿だったり、蔦沼のほとりで横笛を吹く姿などを見ることができます。
歴史民俗資料館もほたて広場も無料です!!
8月16日には記念コンサートも開催されるそうです!!
こちらも無料なのに、二代目高橋竹山さんなど豪華な出演者がいっぱいですよ~~♪
by Kuu
《初代高橋竹山生誕100年特別展「高橋竹山とその生涯」》
会期 2010.6.19-2011.3.31(9:00-16:00)
会場 平内町歴史民俗資料館(平内町小湊字小湊79-3)
入館料 無料
休館日 12.29-1.3
《初代高橋竹山生誕100年記念コンサート『竹山100年の旅音楽祭』》
開催日 2010.8.16(月)12:30開演
会場 平内町立体育館(平内町小湊字下槻3-2)
入場料 無料
出演 二代目高橋竹山、西川洋子、高橋竹音、高橋竹童、高橋竹翠、山本竹勇、竹伸会、高橋竹山会、竹勇会他
ゲスト出演:二代目成田雲竹女
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