こんにちは、て~お~です。
11月10日、11日とコケガールミーティングで蔦温泉、奥入瀬に行ってきました。
コケガールミーティングとは、隠花植物(コケやシダ、キノコ)に関心のある森散策が好きな県内外の女性を対象としたトークセッション+フリートーキング+観察会です。
奥入瀬渓流は保水力が高い木々が多く、降雨により水かさが増すことが少ないため、コケの胞子が流されないこと、また、ヤマセと呼ばれる太平洋からの湿った風のおかげで湿度が高いことなどの理由により、コケ類の宝庫となっています。
10日午後はお二方の講演です。
まず、屋久島野外総合活動センターの取締役企画部長&ガイドの小原比呂志氏の講演。自然ガイドやコケの話題に留まらず、いろいろな気付きを与えてくれる講演でした。
コケガールたちのバイブル「コケはともだち」の著者藤井久子氏の講演。コケとの出会い、つきあい方、楽しみ方を自分の経験を交えて講演いただきました。「コケはともだち」を読んで予習していったので、楽しく聞けました。
会場にはこんな展示もありましたよ。
講演終了後、蔦温泉旅館に移動。(写真は翌日朝に撮りました。)
夜は地酒片手に愉しむコケ談話と並行してモス(英語でコケ)帽子をかぶってモスボール製作体験。
翌11日は朝6時20分集合で奥入瀬モス・ランブリング(ぶらぶら歩き)。朝食後、第二弾として9時からたっぷり3時間、蔦の森モス・ランブリング。
藤井さんの説明を聞くコケガールたち。みんな真剣そのものです。
カメラ、ルーペ、図鑑を片手にそれぞれのコケ観察。でも姿勢が低いのはみんな一緒。
みずみずしいコケは絶好の被写体です。なかなかいい写真を撮るのは難しいのですが、腕を磨いていきたいところですね。
解散前にコケガールだけで蔦沼をバックに記念撮影。皆さんの表情でどれだけ充実した2日間だったかわかりますね。今回は首都圏から参加してくださった方も数名いらっしゃいました。
最後に「コケはともだち」から私の好きなフレーズを抜粋して紹介します。
『上から何の気なしに見下ろしていれば、生きているのか死んでいるのかさえもわからない「ただのコケ」。でも、こちらがしゃがみこんでコケと同じ目線の高さで彼らと向き合いさえすれば、いつでも快く迎えてくれ、その美しさをそっと披露してくれる。小さくとも葉の一本一本は立体的な、色鮮やかに立ち上がり、しずくをまとってキラキラと輝く姿はまさに地上の宝石のよう。』
【お問い合せ】
コケガールミーティング事務局(株式会社ノースビレッジ)
電話:0176-70-5955
FAX:0176-70-5988
http://novi.jp/
byて~お~
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