私の周囲にはなぜか鳥好きなスタッフが多いと知ったこの頃。
当然私も鳥好きで、特にやきとりは大好物!
そんな同僚の先頭に立ち、青森市内の美味しい焼き鳥屋さん探しに夢中な私・・・、なんと近場に見つけちゃいました。
一見、焼き鳥さんには見えないお洒落なお店です。昨年の10月1日にオープンしたそうです。
カウンター8席と、2人がけの小さなテーブルが2つあるそれほど大きくはないお店です。
とってもイタリアンな空間で、ニュージャズやファンクソウル、ボサノバなどのBGMが流れます。メニューはヤキトリがメインですが、飲み物は、ワイン・カクテル・リキュール・焼酎・日本酒・ソフトドリンクなど。やっぱりヤキトリバーです。
マスターの安田さんは、イタリアンの経験もあったとのことなので納得です。店内の装飾などセンスも良いですね。
さらにお話を伺うと、安田さんも私同様食いしん坊のようで、「自分の口で確かめて美味しいと納得したものしかメニューに出しません!」と断言します。
そして、形にとらわれない新しいヤキトリのスタイルを模索しており、新メニューの開発に余念がありません。黒板に書かれているメニューの数はそれほど多いとは言えないのですが、珍しいメニューが嬉しいですね。
例えば、ステーキに使う牛のあばら肉を使った「牛リブ」。肉が程よくついた「鳥なんこつ」。ビッグサイズで超新鮮な鳥レバーを使った超レア「レバー」、豚の胃袋の特定部位だけを使った「豚ガツ芯」、約60gの大きさの「もも肉」など・・・。全部食べたくなるラインナップです。
ちなみに上の写真は、今回、撮影用に盛り合わせっぽく作ってもらったものです。ミドリヤさんのメニューには盛り合わせはありません。また、単品メニューを数種類注文したからといってそのメニューが大皿に何本も盛り合わさって出てくるようなこともありません。
なぜなら、焼きたての一番おいしい状態で食べて欲しいという安田さんのヤキトリ1本1本に懸ける思いもあり、焼き上がったものから順に1枚のお皿に1品ずつ出してくれます。確かに、メニューによって焼き上がりのスピードは違いますよね。納得です。
手羽先もこのように焼きたての串が1枚の小皿に上品にのって出てきます。見た目も上品ですが塩加減も絶妙で絶品です。そして、何より肉が旨い!
思い切って、美味しい理由をうかがったところ、もちろん詳しくは教えてくれませんでしたが、実は知る人ぞ知る銘柄鶏を使っているそうです。今後、高級になる可能性の高い銘柄鶏のようです。
素材の良質な肉もさることながら、安田さんの肉の鮮度にかけるこだわりが半端ではありません。仕入れ方、処理の仕方、そして管理方法が徹底しています。注文があってから、ネタを冷蔵庫から出して1本1本串に刺し始めるといったこだわり様です。
安田さん曰く「以前、自分の師匠から、『手抜きは絶対するな!何事もしっかりやれ。』と言われ、その教えを守って、難しいことも面倒くさがらずにやっているんです。でも普通のことを普通にやっているだけですよ。」と、ちょっと謙遜しながらも信念を貫いているプロ意識を感じます。
最後に、安田さんがこっそり教えてくれたこのお店の裏メニューをいくつか紹介します。
私の大好きなホルモン系のヤキトリです。
「マルチョウ」と「ハツモト」です。
「ハツモト」とは鳥の心臓の大動脈の部分です。ハツモトの写真は串に刺した焼く前の状態。綺麗な色をしていて鮮度の良さが一目でわかります。
このメニューは、いつでもあるわけではないので、お店に行った際にマスターの安田さんに確認してみてください。あったらラッキーですよ。
そして、安田さんが過去の経験から遊び心で発案した傑作メニューがこれ!
チーズつくねです。これぞ、ワインとぴったりのヤキトリです。かぶりついた瞬間肉汁が溢れてきて、チーズの香ばしい薫りも食欲をそそる、もはやヤキトリの域を超えたハンバーグです!
食いしん坊ひっさはもちろん大喜び。
まだまだ、おもしろくて美味しいメニューがあるようです。マスターの安田さんと親しくなればいろいろ教えてくれるらしいです。
1人でも行ける、ライブ感満載のイタリアンテイストなヤキトリバー。
今日も仕事帰りに、ちょっと寄っていこうかな。
by ひっさ
<ミドリヤ>
青森市長島2丁目4-12 長尾ビル1階
場所:地図(目安)
090-8789-3108
営業時間 17:00~23:00
定 休 日 日曜日
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。