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一見の価値あり! 一式双発高等練習機(キ-54)

一見の価値あり! 一式双発高等練習機(キ-54)

観光スポット | 2013-02-26 15:04

青森県立三沢航空科学館に展示されている一式双発高等練習機を見、引き揚げを行った大柳繁造館長(青森県航空協会会長)にお話を伺う機会に恵まれました。
当該機は、飛行第38戦隊所属機で太平洋戦争の最中であった1943(昭和18)年9月27日、操縦訓練と資材運搬を兼ねて、秋田県能代飛行場から飛び立って青森県八戸市高館飛行場へ向かう途中、エンジントラブルで十和田湖に不時着水。2012(平成24)年8月に、69年ぶりに湖底から引き揚げられたものです。
一見の価値あり! 一式双発高等練習機(キ-54)

展示されている機体は、一式双発高等練習機の唯一の現存機であり、歴史的にも学術的にも貴重な航空遺産とのこと。これだけ原形を留め、垂直尾翼の飛行第三十八部隊の赤色マークや胴体の日の丸マーク、塗装も残った状態のままというのは大変珍しく、不時着水してから69年を経てこのような状態で残ったのは、水深57m強の湖底に着底し、年間を通して水温2~4℃で淡水のため機体の腐食が少なかったことによるものだそうです。
一見の価値あり! 一式双発高等練習機(キ-54)

当時少年航空兵として当該機で飛行訓練等を行った方々は、今や80歳代で存命されている方も少なくなっているようですが、懐かしさに手紙をくれる方々もいらっしゃるらしいです。

目の当たりにして、本物の迫力と70年近くも湖底に静かに眠っていた姿に圧倒されました。
県内はまだまだ冬模様ですが、晴れ間のドライブでも訪ねてみませんか。

 旧陸軍機の一式双発高等練習機「立川キー54」は、全長12メートル、翼幅18メートルのジュラルミン製で、二基のエンジンを搭載した双発機であった。
第一線で戦う種類の軍用機ではなかったが、練習機としてはもちろん、比較的収容力の大きな多用途機として活用されるなど傑作機との評価が高い。
軍の要請により1939(昭和14)年から立川飛行機が開発・製造し、型式も甲型(操縦・航法訓練型)、乙型(通信・爆撃・射撃訓練型)、丙型(人員輸送型)、丁型(対潜哨戒機型)があったが、引き揚げられたタイプは甲型である。計1,342機が作られた。
東條英機内閣総理大臣(兼陸軍大臣)の国内移動にも使用されたと言われている。

現場付近には、目撃者数名がおり、小舟でヒメマス釣りをしていた金村末吉さんらが、沈みゆく機上に添乗員の姿を目撃し救助に向かった。少年飛行兵を含む4名が搭乗しており、内1名のみが救助された。

2010(平成22)年7月13日、静岡県下田市の海洋調査会社㈱ウインディーネットワークは、高性能の超音波計測機を使用し、東京大学生産技術研究所と十和田湖の湖底調査を開始した。
調査会社代表取締役社長の杉本憲一氏は調査のため宿泊していた休屋の春山荘主人の金村春治氏(前記・末吉の息子)より、昭和18年に湖に墜落した旧日本帝国陸軍機の話を聞き、昭和の歴史に翻弄された3名の英霊に感謝と哀悼の意を捧げるため飛行機の捜索を決めた。
同年8月4日、超音波計測機で飛行機を発見。同年8月8日、水中ロボットカメラを湖底に入れ撮影に成功。青森県立三沢航空科学館大柳館長が昭和18年に墜落した機であることを確認した。

byあぷよ

一見の価値あり! 一式双発高等練習機(キ-54)

【青森県立三沢航空科学館】
・所在地 青森県三沢市大字三沢字北山158/TEL0176-50-7777
http://www.kokukagaku.jp/01_museum/01_frame.html
・開館時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
・休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~翌年1月1日
・入場料 一般500円、高校生300円、中学生以下無料/団体割引有
*一式双発高等練習機は別途観覧料が必要となります。

2014.1.22 タイトルを変更しました

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