皆様、「あおもり七人の侍シェフ」という言葉をご存じでしょうか。
「あおもり七人の侍シェフ」とは、選りすぐりの青森県産食材の魅力を最大限に表現したオリジナル料理の開発を行うなど、青森県の食の魅力を発信するための県内若手シェフ有志の集まりで、今年度から発足しました。
去る10月26日に、青森市内にあるレストラン エヴィエにて、青森県五所川原市を中心に収穫される、果肉まで赤い「赤~いりんご 御所川原」をテーマ食材とした、第1回目のオリジナル料理の勉強会が開催されました。
会場には、この集まりの生みの親でもある料理評論家の山本益博氏も出席し、各シェフが考案したオリジナル料理の試作・試食が行われ、現在7名いる侍シェフのうち4名が参加して、厨房内で協力して各自のレシピを披露し合いました。
以下、各シェフとメニューを紹介します。
まず、最初は今回の会場でもあり、この「あおもり七人の侍シェフ」の事務局でもある「フレンチレストラン エヴィエ」の佐藤シェフによる「赤~いりんごのコンソメゼリー仕立て フォアグラのムースを乗せて」です。
赤~いりんごの酸味と甘み、フォアグラの塩気が絶妙なバランスです。
次に、八戸市の和食の店、「お料理 七草」の伊東店主による「美保野ポークの津軽巻」です。
この料理は、八戸市の特産豚肉の「美保野ポーク」のしゃぶしゃぶ用肉で赤~いりんごを巻いて、すりおろしたりんごをかけた一品です。柔らかい豚肉とりんごのシャキシャキとした食感のコラボレーションが見事です。
三番目は、同じく八戸市にあるフランス料理店「ル・ムロン・デ・オワゾ」の小坂シェフによる「赤~いりんごとカマンベールのサラダ バニラアイス添え」です。
赤~いりんごの酸味とカマンベールチーズのまろやかさ、そしてバニラアイスが口の中で混ざり合い、極上のハーモニーを奏でます。
締めは、弘前市に本店を構え、鶴田町や青森市にも支店がある、「パティスリー アンジェリック」の一戸オーナーパティシエによる「ダックワースココナッツ 赤~いりんごのジュレ」です。
さすがパティシエだけあり、酸味を生かした極上の味わいと、美しい外観が食欲をそそります。また、トッピングしてあるスライスした赤~いりんごはキャラメリゼしてあり、とても良い歯ごたえです。
今回紹介したメニューは勉強会のための試験的なものであり、各店舗で販売しているメニューではありませんが、今回参加できなかった各シェフとも、今後も様々な青森県産食材をテーマとしたレシピ開発に取り組み、将来的には目的に賛同する若手シェフの輪を広げていければと話しています。
(写真は、左から順番に、佐藤シェフ、伊東店主、一戸パティシエ、小坂シェフです。)
今後も青森県産食材の魅力を全国に発信するため、「あおもり七人の侍シェフ」は一歩ずつ歩みを進めていきます。
(by オーレおじさん)
<あおもり七人の侍シェフのお店>
フレンチレストラン エヴィエ(佐藤シェフ)
青森市本町5丁目3-1 TEL:017-776-2207
お料理 七草(伊東店主)
八戸市六日町34 TEL:0178-44-7793
ル・ムロン・デ・オワゾ(小坂シェフ)
八戸市東白山台3-1-1 TEL:0178-51-8727
アンジェリック(一戸オーナーパティシィエ)
弘前市野田1-3-16 TEL:0172-35-9894(弘前店のほか、青森店、鶴田店あり)
鮨dining いっぱち(西村代表)
青森市本町1-1-8 TEL:017-721-3118
オステリアエノテカ ダ・サスィーノ(笹森シェフ)
弘前市本町56-8 TEL:0172-33-8299
アグレアーブル(竹川シェフ)
むつ市小川町2-17-1 TEL:0175-23-9114
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。