先日、東京で開催されたタイ料理のイベントに参加してきました。
イベントを主催しているYum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN(以下、「ヤムヤム」と省略。)は、日本列島47都道府県とタイ王国77県を食でつなぐオリジナルプロジェクトを全国で展開しているNPO法人。これまで14の県とのコラボにより食のイベントを開催し、青森県は15県目になります。
ヤムヤム青森の準備は、ヤムヤム代表の西田さんを中心に、青森県内の民間企業や農家、自治体、さらには首都圏在住のクリエーターの方々が協力することで進められました。
会場は、今年9月に池袋の新しいランドマークとして誕生した商業ビルWACCA IKEBUKURO 内のキッチンスタジオLupe。とても開放的でモダンな施設です。
口コミやfacebookのみの告知でしたが、ヤムヤムの常連から青森にゆかりある方など、タイ料理好きな人たちが幅広く参加し、当日は満員御礼!青森県産の特徴的な食材を使用した美味しいタイ料理や参加者とのトークで、楽しいひと時を過ごすことができました。
その土地ならではの食材に加えて、ヤムヤムのイベントに欠かせないのが地酒。今回は、八戸酒造の駒井さんが、できたての新酒を持参して、イベントに参加してくれました。
シェフは、ヤムヤム初の女性タイ料理シェフのピタウェイ・シリワンさんと、タイ料理研究家&フードコーディネーターの鈴木佳代子さんが青森とタイのキュイジーヌを提案。実力もセンスも抜群のタイ料理界でも注目のお二人です。
イベントで提供された料理は全部で8品。
陸奥湾のホタテのカルパッチョや弘前産のりんごや洋ナシを使ったサラダ、南部地方の雑穀を使った揚げ物、カービングのサラダなど、とても色鮮やかで、味も甘さや辛さのパンチの効いた本場の味です。
大鰐温泉もやしのシャキシャキ感や長さを活かした炒め物、今が旬の青森県産の鱈のスープ鍋は、いずれもタイ料理との相性ピッタリ。鱈のスープに入っていた、三戸産の寒干し大根の美味しさは、驚きでした。
オムレツには、南部町の伝統野菜の南部太ネギが入っていました。
デザートは、りんごとバナナのココナッツミルク煮と南部地方の伝統的なおやつ「豆しとぎ」にココナッツミルクを加えてタイ風にアレンジしたものです。
青森県の気候風土に根差した食文化や食材を取り入れたタイ料理は、どれも絶妙なバランスの美味しさで、本当に素晴らしいイベントでした。
詳しくは、こちらのfacebookをご覧ください。
byさっちゃん
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