まるごと青森

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

グルメ | 2015-08-14 20:26

東京生活4か月目を迎え、連日の暑さにダメージを受けてるmatsuです。
なんだか元気が出ない…こんな時は元気をもらいに行こう!

ということでやってきました、西新橋の現代青森料理「ボワヴェール」
まるごとブログでも何度かご紹介しているので、ご存知の方も多いかと思います。

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

迎えて頂いたのはオーナーのカズシェフ。
大阪府堺市出身で、フランスで料理の腕を磨き、2000年からこの店をオープンしました。

元気を出すにはまずお腹からということで、
この日は、青森の食材をたっぷり使ったお料理をお腹いっぱい味わいながら、
カズシェフと青森の出会いについてお話を伺いました。

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」 青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

■ 青森との出会い

 カズシェフが青森を知ったのは、浪岡出身の元オーナーがきっかけでした。

 今では、連日お客様でいっぱいのボワヴェールですが、
 開店当時はなかなかお客様が入らない時期もあったそうです。

 どうしたらお客様が入るのか頭を悩ませていたそんなある日、
 元オーナーが今まで話をしたことがなかった故郷浪岡のことを
 流暢な津軽弁を交えて語り始めました。

 その時に初めて生の津軽弁を聞いたシェフは、
 かつて自分が修行したフランスの言葉に通じるものを感じて驚いたそう。

 また、青森の暮らしぶりを聞き、もっと青森を知りたいと感じたシェフは、
 何度も青森へ足を運び、青森の食材、文化、歴史を勉強して、
 今の現代青森料理のスタイルを作り上げていきました。

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

 そして、青森で出会ったのが、元気なかっちゃ達でした。

■ かっちゃがシェフになれる夜「伝承しナイト」

 青森県の方言でお母さんを意味する “かっちゃ”
 青森の食文化を支え、それぞれの地域に伝わる郷土料理を守り、
 その技術を代々受け継いできたかっちゃ達はカズシェフとって料理の師匠。

 そして、「青森の郷土料理は財産。この財産を受け継がないと」という思いで
 2011年からスタートしたのが「伝承しナイト」です。
 青森の食の伝道師であるかっちゃを一日シェフとしてボワヴェールに招き、
 カズシェフがアシスタントとなって郷土料理を提供しています。

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

 厨房の中、かっぽうぎを着て、腕をふるうかっちゃ。
 いつもの台所と勝手は違いますが、それは長年の経験と技。
 手際よく準備を進めていくのです。さすが!

 提供するメニューは地元でいつも食べている郷土料理です。
 ただ、いつもどかっと大皿に入れて食べている漬物も、
 カズシェフのアドバイスでお皿に少しずつ並べると…

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

 赤かぶ漬けの自然な赤色と大根漬けの白色の対比が美しい
 目で見て楽しい一皿の完成です。

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

 こちらは、郷土料理御膳!
 青森の食文化がぎゅっと詰まっています。

 今までに弘前狼ノ森編、弘前石川編、今年4月には今別編を開催し、
 青森出身者だけではなく、郷土料理に興味を持っている首都圏の方々に好評で、
 毎回満員御礼の大盛況となっているそうです。

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

 
 お客様もかっちゃもとてもいい顔をしていますね。
 かっちゃがシェフとして輝く素敵なイベントです。
 

■ 青森県の大使館レストランに

 ボワヴェールの料理はあくまで青森の予告編と語るシェフ。
 本編はぜひ青森県に足を運んで味わって欲しいという思いから
 お店のメニューにはあえて青森県の郷土料理を提供していません。

 青森の大使館レストランとして、
 青森の美味しい食材を食べてもらうことで、
 お客様が青森を知るきっかけになりたいという熱い思いを語って頂きました。

青森のかっちゃが東京でシェフになれる場所「ボワヴェール」

美味しい食事とシェフの青森愛が溢れるお話に
心までいっぱいになった一日。

青森と出会う、新しい青森に気づく、青森を楽しむ、
そして、青森のかっちゃがシェフになれる場所がここにありました。
次はどこのかっちゃがシェフになるのか!とても楽しみですね。

東京で青森を感じたくなった方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!
「伝承しナイト」などのイベント情報は、ボワヴェールHPを要チェックです!

<店舗情報>
 BOIS VERT(ボワヴェール)
 〒105-0003 東京都港区西新橋1-13-4 B1
 電話番号:050-5787-4642
 HP:http://www.bois-vert.jp/
 営業時間:月~金 ランチ 12:00~13:00、ディナー 17:30~23:00
      土 17:30~22:00
 定休日:日曜、祝日、土曜ランチタイム

by matsu

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

タグ別記事一覧

ラーメン野菜居酒屋・バーカレー缶バッジおにぎり海藻唐揚げ#お家ごはん中華料理スイーツ魚介種差海岸まつりカンバッジうにぎりわかめ和栗インバウンド#料理エビチャーハンまち歩き肉・卵十和田湖アクティビティおみやげ岩のりe-sportsスタンプお家でシリーズBUNACO白神山地体験レポート伝統工芸田んぼアートマグロお土産津軽弁缶バッジ寒海苔お盆スーパー植物#だし青森県郷土料理三味線ご当地蔦沼寺山修司カフェ迎え火・送り火ハンコ担々麺#アートアウトドアツアー歴史・文化紅葉新緑八戸ブックセンターコーヒー嶽きみコケシ辛い#青森県立美術館自然アートランチライトアップイルカプリン熱帯魚クリスマス種差#自然グルメ弘前公園陸奥湾おやき焼き鳥グランピング#エビの釣り堀食堂ブナコ弘前城フェリー三社大祭日記雪見温泉月見#釣りヒバ津軽八甲田尻屋埼灯台館花岸壁朝市ポップアナログレコード#手帳鉄道青森岩木山尻屋埼宵宮横丁露天風呂青森県、色彩#桜りんご三内丸山遺跡白神山地毛豆寒立馬美術館最強毛豆決定戦妖怪#食ねぶた・ねぷた奥入瀬渓流絶景太宰治灯台青森土産きのこ鮟鱇JOMONトーク伝統芸能果物山菜・きのこウニ温泉ジオパーク津軽土産アニメあんこう万年筆えんぶりカフェ・レストラン米・パン・穀物津軽海峡自転車ガイドパッケージ買いクラフト風間浦鮟鱇ステンドグラス建物お酒寿司白神山地周辺津軽弁金魚イベントハンドメイド#郷土料理#青森グルメ

まるごと青森Facebookページ始めました。
登録がある方はもちろん、ない方も登録して下記ページで「いいね」のクリックして、まるごと青森ブログともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。
まるごと青森FBページ

月別記事一覧

月別一覧ページへ