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山ガールだって朔日山(ついたちやま)カゲール♪の巻

山ガールだって朔日山(ついたちやま)カゲール♪の巻

イベント・まつり | 2015-08-31 20:48

さよなら、夏の日~♪
暑かった8月が終われば、実りの秋。
旧暦8月1日、津軽のシンボル岩木山に集団登拝し、五穀豊穣や家内安全を祈る「お山参詣」が今年も近づいて参りました。お山参詣は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
山ガールだって朔日山(ついたちやま)カゲール♪の巻

お山参詣は、向山、宵山、朔日山と3日間行われます。2015年の今年は、それぞれ9月11日、12日、13日となっています。
ここで、ちょっと豆知識。
○向山(むかいやま)
岩木山神社では、訪れた多くの人たちが参道を上がってお参りします。
○宵山(よいやま)
大勢の参拝者が黄金色の御幣や色鮮やかな幟(のぼり)を掲げ練り歩きます。白装束に身を包んだ参拝者たちは、登山囃子が響く中「サイギ、サイギ」の掛け声を響かせ、岩木山神社を目指します。
○朔日山(ついたちやま)
旧暦8月1日、参拝者は岩木山の山頂を目指して未明に出発します。懐中電灯などの灯りを頼りに岩場を登り、山頂付近でご来光に向かって手を合わせます。
(岩木山観光協会ホームページより引用)

朔日山に登拝することを津軽では、「朔日山カゲル(ついだぢやま・かげる)」と言います。
津軽地方近郷近在の白装束を着た方たちだけが登拝するわけではなく、誰でも気持ちがあればOK。普通の登山スタイルの方たちもたくさんいます。
マツコのような青森市在住で、山登りと神社仏閣の祭礼行事に興味ある者でも、ここ数年、毎年カゲデいるのです。
そこで、山ガール※が朔日山をカゲル有り様をざっとご紹介しましょう。
(※筆者マツコの年代からして無理を承知で、ハナシをワガリヤスグしてみた)
・宵山の夕方、青森市を車で出発
・日が暮れる頃には、岩木山神社到着
・岩木山神社の参道脇に多くの幟がひしめき、ほとんど宵宮状態の中を、出店を眺めながら参拝。横笛を売っている店もあり!
・楼門前の特設ステージでは、奉納登山囃子本大会が開催され、本大会出場者や応援団、聴衆でぎっしり埋まり、緊張感と熱気ムンムン。
山ガールだって朔日山(ついたちやま)カゲール♪の巻

司会は、津軽笛奏者の佐藤ぶん太、さん。彼の笛コは、鳥コ鳴くような音色で、運が良ければ、ご来光拝みながら、山頂で彼の笛の音を聴くことができるかもしれません。(マツコは聴くことができました。)
・大会終了後、神社入り口では、笛や太鼓の奏者が各地から集結し、夜遅くまで登山囃子が鳴り響きます。
・岩木山神社から登拝する人たちは、大会終了後、午後10時前後からスタートします。
・マツコは、仲間と、出店で軽く腹ごしらえした後、日付が変わる頃までには、津軽岩木スカイライン8合目駐車場へと移動します。神社付近の旅館で部屋を取り、休憩することもできます。
・駐車場の車中で、しばし仮眠。
・リフトが動く午前3時に合わせ、支度します。
・リフトに乗り、9合目到着。
・そこから、ひたすら山頂めざして、登る、登る。
頭に付けたライトが、ホタルの行列のように、山頂までずっと続きます。
・約1時間半くらいで山頂に到着した後、奥の宮を礼拝し、日の出までじっと待ちます。
・午前5時過ぎ、笛や太鼓、ホラ貝の音とともに、みんなで万歳しながら、それぞれ願いを込めてご来光を礼拝します。
この瞬間、お山参詣の唱文にあるように迷いを捨てて、心身ともに穢れが払われたような、清々しい気持ちになります。
山ガールだって朔日山(ついたちやま)カゲール♪の巻

・天気がよければ、下山する際、下界に山影が映る「影岩木」を見ることもできますよ~!
山ガールだって朔日山(ついたちやま)カゲール♪の巻

・下山後は、温泉でゆっくりして、眠気を払ってから、帰途につく。

以上、こんな感じです。
近年、雑誌で見かけるファッショナブルな「山ガール」も登拝する姿を多く見かけるようになりましたが、何しろ、標高1,625メートルの山頂でご来光待ちする間がとにかく寒いので、ぜひとも、防寒対策を!ちゃんと、まがなって来いへ~(=厚手の上着や長袖・長ズボンなどを準備して来てね~)

今年の宵山は9月12日が土曜日ということもあり、レッツウォークお山参詣は定員に達してしまいましたが、半天姿で、御幣を持って岩木山神社まで約6キロの道のりをウォーキングする体験もあります。
13日の朔日山・ご来光を拝む日は日曜日未明ということで、山頂は善男善女でびっしり混み合うかもしれません。
あ、今年の日の出時刻は、13日午前5時15分頃です。

レッツ トライ お山参詣!!

(マツコHG)

岩木山観光協会(弘前市)

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