蓋に描かれた青森ねぶたとま~るい赤いブリキ缶。
中にはとろ~りとした琥珀色の・・・
まで聞くと「津軽飴」を思い出す青森県民は多いと思います。
子供の頃から馴染みがあり、今でも無性に食べたくなる時があるんですよね。
津軽飴を作っているのは青森市にある有限会社上ボシ武内製飴所。
徳川家茂が14代将軍になった安政5年(1858年)創業で、津軽飴はその時から変わらない製法で作られているそうです。
津軽飴はとろりとした琥珀色の水あめで、天然の甘味料と言われる自然な甘みが特徴。
優しい味わいの中にもしっかりとした香ばしさがあって、初めて食べる人でもどこか懐かしさを感じる味わい深さがあります。
その理由は代々受け継がれてきた製法にあるそうです。
加工用のお米を蒸して粥状にし、麦芽を加えて糖化のために一晩置く。翌日絶妙な火加減で煮詰めると津軽飴の完成です。
馴染みの食べ方は南部煎餅で飴を挟んだ「飴煎餅」ですね。
子供の頃のおやつの定番でした。
飴煎餅の他にも、料理の隠し味として使われたり、大根を飴に浸けて置き、大根の成分をしみ込ませた飴をお湯で溶かして飲むと風邪の時の喉の痛みに効くとも言われています。
津軽飴は県外の方にもリピーターが多い青森の伝統的な逸品です!
ぜひご賞味ください。
<お問合せ先>
津軽飴本舗 有限会社上ボシ武内製飴所
http://www.jyoboshi.com/index.html
住所:青森市本町五丁目1-20
電話:017-734-1834
by きむにぃ
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