まるごと青森

都内で巡る青森酒場放浪記!!新橋・酒肴場 屯(TAMURO)編

青森の人 グルメ | 2018-02-28 16:09

 今回お邪魔したのは、新橋駅から徒歩2分のところにある「酒肴場 屯(TAMURO)」。居酒屋やレストランが多い飲食街・新橋において、常にお客さんが絶えないお店を取り仕切っているのが店主で弘前市(旧岩木町)出身の大高勇輝さん。高校までは青森県内で過ごしたものの、元々料理を作るのが好きだったことから、料理人を目指し上京。都内にある複数の飲食店で経験を積み、2013年に現在のお店をオープン。いまでは激戦区新橋で県内外出身者を問わず、人気のお店となっています。

 

青森県産食材への強いこだわり

大間づくしにぎり5貫

お店の一番のウリはなんと言っても青森県産品を使用した料理と酒。もちろん大高さん自身が青森県出身ということもあるが、青森県産品にこだわる理由はなんといっても「質」。実家が農家、自身も農業高校出身であることから、食材と生産者に対する思い入れが強いこともあり、青森県のものであっても、品質が良くないモノや、旬より味が落ちる場合使わないとのこと。
卓上の醤油は藤崎町にある中村醸造元の醤油、料理についてくる塩は風間浦村にある駒嶺商店「津軽海峡の塩」を使用するなど、細部にまで青森への強いこだわりが感じられます。
この日は、オススメメニューとして、大間産のマグロ、ウニ、アワビを使ったにぎりを提供してもらいましたが、これに合わせる醤油はもちろん「大間マグロ醤油」。大間産マグロの中骨を使用して作られています。
その日その日でオススメメニューがありますので、是非確認してみてください。

 

青森ならでの料理と青森の地酒の相性抜群!

青森県の料理といえば米に合うものが多い。ということは米で作られている酒にも合う!という発想のもと、今回は同じ地域の料理と日本酒を合わせてみました。

源タレ 牛バラ焼き+佐藤企(純米)

まずは全国区になっている十和田名物「バラ焼き」。タレには青森県民のソウルタレで某テレビ番組での特集でナンバーワンにも輝いた上北農産加工の「スタミナ源 たれ」を使用。青森県民には堪らない味付けです。これに合わせる地酒は十和田市の鳩正宗で作られ、杜氏さんの名前から名づけられた「佐藤企」。ニンニクの風味がしっかりついたバラ焼きとキレの良い佐藤企の相性は最高。怖いくらい日本酒が進んでしまいます。

 

いがめんち+菊乃井 久○(純米吟醸 生原酒 中汲み)

続いては主に弘前市で昔から食べられている郷土料理「いがめんち」。屯では、ふわふわ食感のいがめんちに、ソースをかけていただきます。これに合わせるのは、同じ津軽地域、黒石市にある鳴海醸造店のお酒で、出回ることの少ない「菊乃井 久○(きゅうまる)」をチョイス。こちらはバランスが良く、非常に飲みやすい。いがめんちに入っている野菜の甘みを際立たせて、これまた箸もお酒も止まりません。

 

悩ませてくれる締めのメニュー

飲みでは締めのメニューを食べなければ終われない!と常々考えている私ですが、この日も迷った挙句、2品を注文。

『青天の霹靂』土鍋ごはん

締めの定番といえば美味しいご飯!と信じ、いつもはおにぎりを食べますが、ここでは違います。なんと、青森が誇る特A米「青天の霹靂」を土鍋で提供してくれるのです。さらに、ごはんのお供も用意されているということで、ねぶた漬けとセットでいただきます。いわずもがな、抜群の相性。締めにも係わらず、おかわりをしたくなってしまいます。
津軽そば

もう一つは、地元で長く愛されている、アキモト製麺で作られた津軽そば。通常は、温かい状態で食べることが多い津軽そばを、屯では冷たく締めて提供している。これは店主の「飲んだあとは冷たい麺を好むお客さんが多いのでは」という心遣いから。冷たく締めることで麺にコシが出て、普段食べる津軽そばとは全く別の食感となる。好みが分かれるところですが、個人的には冷たい津軽そばが好きになりました。
 

知らなきゃ損!絶品裏メニュー

ここで耳より情報!屯ではお客さんの要望に可能な限り答えてくれ、メニューにない絶品メニューを提供してくれます。この日、注文した超絶品な裏メニューを紹介します。

 

ホタテ貝焼き味噌 あわびトッピング

1つ目は、青森県を代表する郷土料理「貝焼き味噌」。一般的に入っている具材といえばホタテですが、今回プラスしてアワビをトッピング。同じ貝類だけあって、美味しさ倍増。あまりにも味を壊す具材のトッピングは断られるかも知れませんが、柔軟に対応していただけます。その日のオススメ食材を店員さんに相談してみるのも楽しいです。
ちなみに、入荷できる時は、トキワ養鶏(藤崎町)で飼育され、飼料として米を食べている鶏から生まれた卵を使っているので、米との相性はさらにアップするとのこと。勿論、米から作られている日本酒との相性も◎。

炊き込み土鍋ご飯

2つ目は、先ほども紹介した青天の霹靂を使用した土鍋ごはんの裏メニュー「炊き込み土鍋ごはん」。この日作っていただいたのは八戸名物「いちご煮」を使った炊き込みご飯。いちご煮はもちろん自家製で、写真を見ていただいてもわかる通り、一般的なものと比べて具材が豊富。海鮮の旨みが凝縮していてお米との相性も抜群。その日によって対応できるメニューは異なるが、是非相談して注文してみてください。

トッピングを駆使し自分好みの酒の肴を提供してもらうことも出来るかも。お店に通い、青森の新たな味を東京で発見してみてください。

by  もんた

 

 

酒肴場 屯(TAMURO)
場所東京都港区新橋2-8-17 新橋KIビル2F
TEL03-6205-4549
時間■営業時間
【月~金】17:00~5:00 【土・祝】17:00~24:00 定休日:日曜日
 ※昼宴会・定休日の予約相談可
その他<アクセス>
JR新橋駅 日比谷口 徒歩2分
地下鉄銀座線 新橋駅 8番出口 徒歩2分
都営三田線 A1番出口 徒歩2分

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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