まるごと青森

「おやさいねんど」で「どうぶつうんち」?気になる商品がデビュー!

特産品・お土産 | 2018-03-09 09:54

規格外の廃棄野菜や野菜の加工段階で発生する残りかすを原料とする「おやさいクレヨン」。

おやさいクレヨンstandard

 

実は、2014年の販売から3年間で約10万ケースを売り上げた、子供向け文具としては異例のヒット商品なんです。

ロフトや東急ハンズでも販売しているため、県外でもご存じの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんなクレヨンの製造・販売を行うのは、青森県青森市に本拠を構える「mizuiro株式会社」さん。代表の木村尚子(きむらなおこ)さんが「親子の時間をデザインする」をコンセプトに5年前に起業し、約1年かけて商品化。4年前にクレヨンの販売を開始しました。

 

代表の木村尚子さん

 

 

青森駅から徒歩5分ほどの場所にあるオフィス兼アンテナショップ

 

店内には販売中の商品がきれいに陳列されています

 

2016年には、内閣府などが後援する「ふるさと名品オブザイヤー 地方創生賞」を受賞するなど、地域活性化につながる成功事例として全国にその名を轟かせています。

 

本日は、そんなmizuiroさんが手掛ける次の新作「どうぶつうんちねんど」が3月8日に発売を開始するということで、おやさいクレヨンの開発秘話を含めてお話しを伺ってきました。

 

 

原動力は家族愛

 

開発に着手したのは2013年の夏。もともとはデザイン関係のお仕事をしていたそうで、クレヨンに関する知識はゼロだったそう。

 

そもそも、おやさいクレヨンのアイデアの種は、なんとホウレンソウを茹でた時だったとか。

「ご飯の準備をしていて、ホウレンソウの茹で汁が鮮やかな緑色をしていました。その時、その茹で汁を筆につければ絵具になりそうと思ったんです。」

 

茹で汁から着想を得て開発に乗り出した木村さん。

 

「デザイン関係の仕事をしていると、どうしても仕事の時間が長くなり、娘と過ごす時間がほとんど取れませんでした。私以外にもそういう環境の母親は多いはず。そういった親子が、短い時間でも、一緒に楽しめる時間を生み出す商品を作りたかった。」と木村さん。

 

試作品の色を確かめる木村さん

 

娘さんへの想いを胸に抱き、仲間や職人さんと試行錯誤しながら、2014年3月になんとか商品化にこぎつけたそうです。

 

そして、新商品を引っ提げて、国内で指折りの展示会「東京インターナショナル・ギフト・ショー」に出展。

 

出展時のフライヤー

 

チャレンジブースという狭いブースで、ひっそりと「おやさいクレヨン」をお披露目したところ、開始直後から黒山の人だかりが。

 

初日から、ヒット商品の登竜門とされるテレビ東京の「トレンドたまご」から取材のオファーがあり、宿泊先のホテルでテレビに映し出される自分の姿を見て、ぼんやりと「私、すごい訛ってるなぁ。」と思い、恥ずかしくなったんだそう。

 

続く2日目にはNHKの「あさイチ」の取材が。同行していたスタッフが「地鳴りがする」と言うほどの大反響で、木村さんもようやく「ヒットするのかな」と思えたそうです。

 

その後はあれよあれよと売れまくり、初回生産の1000セットは2週間で売れ切れ。14年度は2万セット、15年度には3万セットと順調に売り上げを伸ばしていったそうです。

 

現在では、海外のバイヤーからも引き合いが多くなり、中国や台湾、シンガポールなどでも販売しているとのこと。

 

まもなく春がきて、入園・入学の季節がやってきます。

知り合いや家族へのギフトとして、愛情がぎゅっと詰まった「おやさいクレヨン」を贈ってみませんか?

 

■おやさいクレヨンstandard

Price 2,160(税込)

Color 全10色(きゃべつ、ねぎ、ながいも、ごぼう、とうもろこし、ゆきにんじん、りんご、カシス、むらさきいも、たけきみ)

購入はこちらから https://www.rakuten.co.jp/mizuiro-inc/

 

 

子供と一緒に、子供に戻ろう

 

そんなmizuiroさんが次に送り出すのが、昨日販売が開始されたばかりの新商品「どうぶつうんちねんど」!

もちろん、こちらもクレヨン同様に野菜でできた安心素材のねんどです。

 

「きりん」は抹茶から、「うさぎ」は黒豆から、そして「ひと」はコーヒーが原料となっているそうです。

ちなみに「ひと」がコーヒーなのは、嗜好品を好むのは「ひと」だけだからだとか。

 

ところで、「なぜうんちなのか?」と思ったあなたにお答えします。

「うんち」の3文字は、子供だけの魔法の言葉なんですって。

 

「うんちという言葉を聞くと、どんな子供も笑顔になります。そんな万国共通のコミュニケーションを、安全素材を使ったねんどと動物のうんちで表現したかった。」と木村さん。

 

「どんな動物がどんなものを食べて、そしてどんな色のうんちになるのか。生き物の生態を学ぶことにもつながりますよね。」

 

 

「普段はねんど遊びをしないお父さんも、お孫さんのいるおじいさんやおばあさんも、子供に戻った気持ちで、子供たちと一緒に「どうぶつのうんち」を作ってみて欲しいですね。」

 

きっと、何気ないうんちの話が、そして一緒に過ごしたうんちづくりの思い出が、その子の中に彩りとして残っていくはずです。

 

みなさん童心に帰って、子供と一緒にうんちを作ってみてください。

 

■どうぶつうんちねんど

Price 各648(税込)

Color 3種類(きりん、うさぎ、ひと)

購入はこちらから https://www.rakuten.co.jp/mizuiro-inc/

 

 

準備を整え、次のステージへ

 

最後に、今後の展開について聞いてみたところ、少し意外な答えが返ってきました。

 

「法人化から3年間、とにかく走り続けてきました。社員も3人から7人に増えましたが、販売方法の多様化への対応や海外展開など、手間のかかる業務もどんどん増えてきています。」

 

「次のステージに向かう前に、一度立ち止まって、会社の組織体制をしっかりと整えたいですね。」と言う木村さんの表情から、激動の3年間が垣間見えたのと同時に、3年分の手ごたえも伝わってきました。

 

 

「これからも家族が楽しめる時間を生み出す商品を作っていきたい。」と語る木村さん。今後の展開も楽しみですね。

 

mizuiroさんの商品は、親子や家族との時間が足りないと感じている、そんなあなたにぴったりの商品です。

 

みなさん、是非一度使ってみてください。

きっと、親子の素敵な時間がデザインされますよ。

 

by めぐみるく

mizuiro株式会社
場所青森県青森市新町1丁目8-12 2F
TEL017-718-3798
FAX017-771-4370
時間10:00~18:00
Webサイトリンク先名

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