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心あたたまる昭和な食堂シリーズ「かわら食堂」

グルメ | 2018-11-28 15:28

11月も終わりに近づき、本格的に寒くなってきましたね。

年末に向けて、何かと慌ただしくなってくる季節でもあります。

 

そんなあなたに、ホッと一息「あたたかい」、昭和が感じられる食堂をご紹介します。

 

【二人の人柄が身にしみる】

今回ご紹介させていただくのは、八戸市長苗代の堤防沿いにある「かわら食堂」です。店舗の裏手には馬淵川が流れており、店からよく見えたことから「かわら食堂」と名付けられたそうです。

1965年創業。かなり年季の入ったお店で、本当に営業しているのかと疑ってしまいそうな佇まいです。
最近まではバイクでの出前もしていましたが、「高齢だからバイクは危ない」と息子さんに止められて以来、出前をやめて店でのみ料理を提供しています。
お店の中も、昭和の香り漂う、どこか懐かしい素敵な雰囲気でした。

 

店主は、藤田日出男さん(80)。若い頃、東京で船舶のバルブを作る会社に勤めながら、やっていたアイスホッケーの試合であちこち飛び回っていました。地方での食べ歩きの趣味が高じ、地元で食堂を始めたいという思いが強くなり、Uターンして店を開いたといいます。現在、妻のミサホさん(76)と二人で店を切り盛りしています。

 

このお店の魅力の一つは、店主の日出男さんと、妻 ミサホさんのお二人の人柄の良さです。

初めて来た店なのにも関わらず、まるで自分がこの店の常連と思ってしまいそうなほど、親しみを持って接してくれる二人のあたたかさが気持ちいいのです。

常連さんのほか、わざわざ県外など遠方からやってくるお客さんもいるようです。お二人の人柄の良さが、この店が愛される理由なのでしょう。

 

【こんなに安くて大丈夫??】

そしてこの店のもう一つの魅力。それは昔から変わらない味と価格です。

店舗に入るなり目に飛び込んでくるインパクトのあるメニュー表。すべて妻のミサホさんが書いたものだそうです。

ラーメン180円、塩ラーメン250円、味噌ラーメン300円…

学食もびっくりの価格設定に驚きを隠せません。

ミサホさんに安さの秘密を尋ねましたが、「値上げをしようにも書き直すのが面倒だからそのままにしています」とおどけていました。案の定、儲けはほとんどないそうです。

 

「儲けはない」という言葉を聞いた後で非常に心苦しく感じましたが、人気の「ラーメン」と、名前が気になる看板メニュー「かわら丼」を注文しました。

人気No.1メニューの「ラーメン」180円。

運ばれてきたのは、ミニサイズではなく、ちゃんと普通サイズ。鶏ガラのあっさりスープに、チャーシューまで入ってこのお値段は、食べた人なら誰だってびっくりしますよ。180円しか払わないのが本当に申し訳なく思ってしまいます。

 

続いてこちら。

看板メニューの「かわら丼」400円。

ラム肉と玉子のいわゆる「他人丼」。当時、この組み合わせをやっている店を他に聞いたことがなく、店の看板メニューにしたいという思いから、「かわら丼」としたそうです。ラム肉特有の臭みはなく食べやすいうえ、ボリュームも申し分ない一品です。

 

お腹も膨れたところで、店主の日出男さんに、こだわりを伺いました。

「作り方とか素材とか、強いこだわりはないよ。あるとすれば、食べに来てくれるお客さんのためにも、変わらない味と価格でやってきたこと。これからも価格も味も変えるつもりはないし、店はできる限り続けたいね」と決意を話していただきました。

 

安い上に、とても心暖まる、家が近くだったら週5くらいで通いたい、そんな魅力的な「かわら食堂」をご紹介しました。

 

お近くにいらした際は、ぜひお店を訪れ、二人の「あたたかさ」を体感したいただきたいと思います。

 

by パン万次郎

かわら食堂
場所青森県八戸市長苗代内舟渡89-2
TEL0178-28-2346
時間11:00〜14:00
不定休

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