まるごと青森

twitter facebook rss

ノスタルジックな雰囲気の中「バスそば」はいかが

グルメ | 2020-01-20 22:00

駅そばというと、通勤通学、旅経つ前や訪れた際、ふとホームに漂う香に誘われて足がついつい向いてしまうものという印象があります。また、何気なしに食べる機会が多いせいか、学生時代の懐かしい味や地元を離れる際の思い出の味という方もおられるのではないでしょうか。

しかし、通勤通学、旅たちや観光に欠かせない交通機関は鉄道だけではありません。バスもまた切っては切り離せないでしょう。そして、バスを待つちょっとした時間に食べていたものというのも懐かしい思い出の味と言えるのではないでしょうか。

ということで、今回は「駅そば」ならぬバスターミナルやバス停そばにある、どこか懐かしさとレトロ感を漂わせる、誰かの思い出の味かもしれないそば屋「バスそば」をご紹介します。

どこか懐かしい「駅そば」ならぬ「バスそば」

◯弘前バスターミナル構内にて40年以上続く立ち食いそば「産交売店そば店」

まず始めにご紹介するのは、地域住民や各地からの観光客が集う弘前バスターミナル一角に佇む「産交売店そば店」。40年以上に渡り365日、大晦日も元日もこの場所で営業しています。

変わらぬ昭和の空気感を残す立ち食いそばスペース。隣の売店には銘菓のほか雑誌やたばこ、お酒などが並ぶ。

隣の売店もあり菓子類や飲料、ちょっとしたお土産品などが並び、地元民の利用も多いそう。また「酒・ウイスキー」の看板が、令和になった今日でも昭和の空気を感じます。

昔からの人気は野菜天そば。ということで、今回は野菜天そばに生卵をトッピングした野菜天玉そばを注文。立ち食いスタイルのそば店で、バスを待つ間のわずかな時間に食べれるよう1,2分程度のでそばが提供されます。

野菜天玉そば(530円)

黒色の濃いつゆに白っぽい津軽そばが映えます。味は昔ながらの津軽そばで、空間も相まってどこか懐かしさを感じます。

つゆの出汁香るあまじょっぱさと、津軽そば独特のコシの柔らかい麺が合い、さらっとかき込んで食べることが出来、量もバスを待つちょっとした時間や小腹がすいた際にぴったし。まさしく立ち食いそばといった印象を受けます。

サッとかき込みやすいそばの太さとコシ

こちらはそばやうどんといった麺類だけではなく、カレーやおにぎり、たい焼き等、メニューの品揃えが豊富。

昔は出張でバスに乗る方の利用が多かったそうですが、今では地元の人や昔を懐かしんだ旅行客などが多いそうです。また、リピーターも絶えないそう。

弘前で小腹がすいた際、訪れてみてはいかがでしょう。

 

産交そば店
住所:弘前市大字駅前3丁目2−1 弘前バスターミナル4番のりば付近
連絡先:0172-36-5168
営業時間:8時30分から17時30分(ラストオーダーは17時10分まで)
定休日:なし

 

◯弘南バス五所川原駅前案内所内にて30年以上続くレトロ感漂う「美味そば亭」

次にご紹介するのは、弘南バス五所川原駅前総合案内所内にある「美味そば亭」。

場所は、五所川原の玄関口とも言える五所川原駅の目の前、弘南バス五所川原営業所のバス待合室の一角にレトロ感漂うそのそば屋さんはあります。

レトロ感漂う佇まい。看板のメニューの上に貼られた短冊が正しいメニューとのこと。

昭和感ある雰囲気が漂うバス停留所の奥にこじんまりとしたカウンター席が並ぶ小さなそば屋さん。他のスペースはみなバスの待合室です。

看板に書かれたじょんがらそばに心惹かれながら、こちらで頂いたのは天ぷら玉子そば。

天ぷら玉子そば(380円)

こちらもコシの柔らかい白い津軽そば。このそばの麺はなんと自社工場で作ったものとのこと。それもそのはず、こちらは地元の製麺所である「外崎製麺」の奥様が営んでいるそう。

そして、先ほどの産交そばと打って代わり、色の薄いあっさりとした出汁の効いた薄口のつゆ。麺と相まってさっぱりとした美味しさです。

さっぱりした味わいのそば

また、こちらの天ぷらは揚げ玉が円形状に固まった形。そのため天ぷらがつゆにじっくり浸ることで、全体に風味が広がり、更に出汁が効いた味になります。

五所川原に訪れた際は、レトロ感漂うあっさりとしたそばで腹ごしらえしてから、バスで奥津軽を巡ってみてはいかがでしょう。

美味そば亭
住所:五所川原市大町38−1(バスセンター内)
営業時間:8時~16時30分
定休日:日曜・お盆・お正月

 

◯本州最北のバスターミナル前にひっそりと佇む趣のあるそば屋「むつ松木屋」

続いては、本州最北のバスターミナルともいえる下北交通さんのむつバスターミナル。その目の前にあるのがそば屋「むつ松木屋」です。

松木屋というと懐かしく思う方もいるのではないでしょうか。「松木屋」は1921年に青森市にて創業した「松木屋呉服店」が始まり、青森市初の百貨店として多くの青森市民に親しまれていました。しかし、2003年に閉店。そんな松木屋ですが、むつ市ではむつ松木屋として2000年に独立して営業しており、今でも建物の中にスーパーが入っています。

そして、懐かしく思う方も多い松木屋の建物に寄り添うように併設されているのが、こちらの「むつ松木屋のそば屋さん」

どこか懐かしさとを感じる外観

店内に入ると厨房と向かい合う直線の7人が座れるカウンターが並び、こじんまりとした店内がどこかノスタルジックな気持ちにさせてくれます。

そんなノスタルジックな中で注文したのが天玉そば。

天玉そば(420円)

こちらのそばは先に紹介した2店舗の津軽そばとは打って変わってしっかりとしたコシのある麺。

そして、つゆも色がほんのりと赤みが強く、どこかまろやかで優しい家庭的な味わいが特徴的で、日常的に食べたくなる美味しさです。

コシのあるそばとまろやかなつゆが特徴的

こちらも天玉そばの天ぷらは、かき揚げのように円形状になった揚げ玉。まろやかなつゆに天ぷらが全体に馴染むと、ほのかに磯の風味が広がり、より味に深みが増します。

下北半島をバスで巡ろうと考えている方は、是非立ち寄ってみてはいかがでしょう。下北でのバス旅はよりノスタルジックなものになるのではないでしょうか。

 

むつ松木屋
住所:むつ市柳町1-8-8 むつ松木屋 1F
連絡先:0175-22-3326
営業時間:11時~14時30分
定休日:日曜日

 

◯十和田市民に長く親しまれる「とうてつ駅そば」

最後にご紹介するのは、十和田市にある「とうてつ駅そば」。

ご存知の方は少なくはないと思いますが、「バスそば」なのにどうして「駅そば」と、思う方もいるかもしれません。かつて、三沢~十和田市間14.7kmにおいて人々を運び続けた十和田観光電鉄線。そこで出されていたのがとうてつ駅そばです。しかし、車社会の進展等により利用者数が落ち込み、2012年に惜しまれながら十和田観光電鉄線は廃線となり、89年の歴史の幕を下ろしました。

されど、駅としての機能を失い、路線バスの案内所・待合室として使われている今でも、その時の駅そばに思いを馳せ食べに訪れる人が絶えないのがこちらの「とうてつ駅そば」。バスの案内所・待合室にあるけど、昔の名残で駅そばということですね。

ちなみに、とうてつ駅そばは十和田市と三沢市それぞれで提供していますが、バス乗り場のそば屋さんということで、十和田市のとうてつ駅そばを訪れました。

とうてつ駅そば。目の前にはバス停、中には待合室が。

さて、こちらで頼んだのはとても人気のあるという駅そばスペシャル。天ぷら、山菜、卵が入った食べ応えのあるそばです。

駅そばスペシャル(470円)

つゆは醤油控えめで出汁の香りがとても良い素朴でさっぱりした味。ツルツルとした風味豊かなそばと合わさりペロッと食べてしまいます。

ツルッとしたそばとさっぱりしたつゆ

さっぱりとして、どこか家庭的な雰囲気を感じるためか、繰り返し食べたくなります。

駅がなくなろうとも、何十年も変わらぬ味を通勤通学客、旅立つ人や訪れた方に提供していると考えると少し感慨深いですね。

十和田市でバスを待つ際に、かつての駅に思いを馳せながら、食べてみてはいかがでしょう。

とうてつ駅そば
住所:十和田市稲生町17−3
連絡先:0176-23-5152
営業時間:7時〜18時
定休日:なし

 

ノスタルジックな雰囲気をお供にバスそばはいかがでしょうか

バスターミナルやバス停といったものに、昔懐かしい記憶を思い出す方は少なくはないのではないでしょう。どこか懐かしく、昭和の雰囲気が色濃く残る中、そばを啜るという体験は中々楽しいものがあります。是非体験してみてはいかがでしょうか。

また、地域に密着したバスを利用して旅をするのが趣味という方もおられるでしょう。その際は「バスそば」を旅のお供にしてみてはいかがでしょうか。

byひらぱー

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

まるごと青森Facebookページ始めました。
登録がある方はもちろん、ない方も登録して下記ページで「いいね」のクリックして、まるごと青森ブログともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。
まるごと青森FBページ

月別記事一覧

月別一覧ページへ

青森県の暮らしぶりを訪ねる旅