焼きたてあつあつ。懐かしい「じゅねもち」を食べました。
「じゅねもち」とは、
「じゅね(エゴマ)」でつくった「じゅね味噌」を
そばやムギでつくった串もちにたっぷりと塗りつけ、
焦げるほどこんがり焼いて食べる青森県南部地方の郷土料理です。
私が生まれた山あいの村では、
秋~冬のおやつといえば決まって「じゅねもち」でした。
祖母がストーブの上で炒った「じゅね」をすり鉢ですり、
味噌やお酒などを練り合わせて「じゅね味噌」をつくると、
みんながストーブの周りに集まって思い思いに「じゅねもち」を焼き、
何本も何本も競うように食べたものです。
その「じゅねもち」を焼いてくれるお店が三戸町にあります。
「じゅねもち」には、「そばもち」と「ムギもち」の2種類あるのですが、
そこは嬉しいことに私が小さい頃食べていたのと同じ「ムギもち」でした。
「じゅね味噌」特有の香り。ムギもちの食感。そしてあの味。
久しぶりに食べたあつあつの「じゅねもち」は、
見た目は豪華ではありませんが私にとっては今でも最高の御馳走です。
身体にも良いらしい「じゅね(えごま)」たっぷりの「じゅねもち」。
南部地方にお出かけの際は是非お試しください。
※ムギもちは冷めるともちそのものが不味くなります。初めての方は必ず焼きたてを召し上がってください。
by よしと
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