創業100年。牛乳の本当のおいしさを伝えたい。
8月4日に桃鉄のさくまさんをご案内した弘前市にある三上牛乳店は、創業が明治43年。
各家庭に牛乳を宅配する、いわゆる牛乳屋さんです。
60年ほど前から牛乳屋さんはヨーグルトも作り宅配し始め、そして今から15年ほど前に、「牛乳の本当のおいしさが味わって欲しい」とソフトクリームを作り上げます。
厳選した牛乳と一滴の水も入れないこだわりは、やがて評判を呼び、本当の味を求めて今も多くの方々で賑わっています。
一番人気の「バニラソフト」(210円)の他に、三上牛乳直営直売所「ミルクハウス」では、期間限定ソフトがあり、弘前のさくらまつり期間には「さくらソフト」、5月からは「いちごソフト」、7月からは「ブルーベリーソフト」、そして先日伺ったときには「メロンソフト」と、津軽の旬のフルーツを使ったソフトクリームを出してくれています。
さくまさんからは、メロンソフトを「どこかで食べたことのあるような懐かしい味がする」と評していただきました。
そして4年ほど前から、こちらの厳選した牛乳をプリンにしたいと、納得いく牛乳から取る厳選した生クリームをふんだんに使い、たっぷりの卵黄とで作ったのが「濃(こく)プリン」です。
牛乳本来のおいしさが生きた名前のとおりの「コクのあるプリン」。
別添えのカラメルなしで十分楽しめるお味ですが、カラメル好きには堪らない焼きのしっかり効いたカラメルとの相性もバツグンです。
このおいしさは、池袋のナンジャタウンで開催されていた「プリン博覧会」で、全国からの選りすぐりのプリンが集まる中、常に上位の人気で、入荷しても品薄が続くほどの折り紙付きです。
ひとつひとつのお店に100年の足跡がある。
物持ちのいい街、弘前。
この地で明治から平成へと、親子三代に渡り愛され続けてきたのは、「素材を知る目」と「素材を活かす目」、そして「きまじめさ」なのだそうです。
お店一軒一軒が派手ではないけど、それぞれがいい仕事をしている。
そして、そんなものが集まっているエネルギーを感じる。
どこか弘前ねぷたと似ているな、そんなことを考えてしまいました。 byなおき
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