シンプルで奥が深い「卵かけごはん」。味を決めるのは素材と作り方ですが、青森には卵かけごはんにピッタリの卵があります。
南米チリ原産で緑の卵を産むアローカナ種をもとに、青森シャモロックを開発した県畜産試験場が、約20年の歳月をかけて開発した「あすなろ卵」です。一般的な鶏卵よりやや小さめのMSサイズが中心なのですが、黄身の割合が高く、卵白もしっかりしているので食べ応えは十分です。
コクと甘味がある大きな卵黄。その卵黄をしっかり支えて盛り上がる濃厚な卵白。いやな生臭さがないので生で食べるのにとても適しています。
もちろんおすすめは「卵かけごはん」。卵かけごはんが大好きな開発者のS部長も生産者のHさんも口を揃えます。
炊きたてごはんの風味を生かすやさしい香り。醤油に負けないしっかりとしたコク。ごはんによくからむまろやかなトロみ。本当に本当においしいんです。
全国的にも珍しいこのあすなろ卵は、にんにくで有名な田子町の「田子たまご村」が、栄養豊かなエゴマで育て、「緑の一番星」という商品名で販売しています。
「お米のソムリエ」として有名な西島さん曰く、「淡泊な料理やおかずに合うのは淡泊な味のお米」。卵かけごはんには、あっさり味で和食によく合うと評判の「つがるロマン」が良いでしょう。
by 義人
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