板柳町にはなぜか「世界写真機博物館」なるものがあります。
板柳町の商店街、それ自体が大きなピンホールカメラになっているという建物に入ると、まずは所狭しとひしめくカメラに圧倒されます。
ここには、館長を務める工藤重美さんが、日本だけにとどまらず、世界各地を飛びまわり集めた、カメラの名品、珍品、その他諸々、2000台以上のカメラが展示されています。
カメラ史上最高価格だったと言われる「コンタフレクス35」や、世界最初の総金属製カメラと言われる「ホクトレンダー」、名もないプラスチックボディのカメラ等々、貴重なものからそうでないものまで、館内はこれでもかというほどのカメラで埋め尽くされています。
また、津軽塗をボディに使用した工藤さん手作りのカメラ「大撮映機」、宇宙開闢に遡ってカメラの歴史を辿る廊下天井の年表、工藤さんのスケールの大きさとユーモアに溢れた仕掛けもなかなか楽しめます。
抜群の行動力で集めた工藤さんのコレクション。
「世界写真機博物館」なんて名前だけなのでは?と思ったりもしましたが、想像以上に見応えがありました。
板柳町に行った際には立ち寄ってみると面白いですよ。
YOSHIHITO
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