あ~か~いりんごに、くちび~るねっぱげで(注:津軽地方で「よせて」の意)~♪ 秋と言えばりんご!そのりんご収穫も大半が終わり、いよいよ全国に出回る季節となりましたね。
さて、そのりんごを使った加工品、「りんご酢」のお話しをひとつ。
お酢と言えば、最近「黒酢」「もろみ酢」など流行っていますが、りんご酢って聞いたことありますか?スーパーなどでは結構売られているのですが・・・。
りんごの一大産地 青森では作り方にこだわりをもった「カネショウのりんご酢」がありますので紹介したいと思います。
~りんご酢の作り方を紹介!~
その前にりんご酢は次の行程を経て出来上がります。 ①もろみ発酵(りんご果汁に酵母をまぜてりんご酒をつくります)→②圧搾(りんご酒ができます)→③低温熟成(りんご酒を低温で熟成させます)→④酢酸発酵(酢酸菌をまぜてお酢に発酵をさせます)→⑤さらに熟成→⑥殺菌・濾過→完成!となります。
~ココが違う!青森県産りんご100%使用&独自製法「すりおろし醪醸造」~
りんご酢は一般的に外国産りんご果汁を発酵させてつくられるものがほとんどです。カネショウでは、青森産100%旬の完熟りんごをすり下ろすことから始めます。すり下ろしたりんごを桶の中で時間をかけてねかせる「すりおろし醸造」という独特の製法です。皮ごとすり下ろしたりんごだからこそ、果汁を原料にしたものに比べはるかにコクのあるりんご酢が出来上がる秘密なのだそうです。(右写真はすりおろしたりんごを発酵させているものです。)
~りんご酢ならではの成分~
りんご酢は、米や穀物から造られた酢と違い、アミノ酸が少ないためスッキリとした軽い酸味が特徴です。また他の酢に比べてカリウムが豊富に含まれているので、血圧の上昇を抑え糖尿病などの原因となるインスリン不足を助ける効果があると言われています。さらにりんご酸やクエン酸も豊富に含まれるため、疲労回復や肥満防止に役立つこともわかっています。ミネラル・ビタミンがたっぷりのハチミツを加えることで、互いの成分が作用して身体によい効果をもたらしてくれます。カネショウのりんご酢は、「ハチミツ入りりんご酢(写真左)」もあるのでとっても便利です。
その昔、勘違いしてハチミツの入っていない同社の「桶作りりんご酢(写真右)」を水で薄めて飲んだこと有りマスが・・・かなりきますのでご注意を。
このりんご酢、青森では津軽地方の道の駅などで販売(試飲も出来ます!)しています。東京では、青森のアンテナショップ「あおもり北彩館」と「特産品センター」で販売しています。アンテナショップは何処にあるかって?それは・・・(続く)
by ノブchan
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