懐かしいりんご箱
りんご箱を机にして勉強した幼少時代。
体験したことがなくてもどこか懐かしさを感じる昭和時代の1シーンです。
昔は生活のいたるところで見かけたシロモノですが、今「りんご箱」と言うとどんな箱を思い浮かべるのでしょうか。ダンボール箱?発泡スチロール?
りんごをバラで買うことが多い昨今は、りんご箱すらイメージできないかもしれません。
りんご箱の規格と材料
りんご箱は、長辺(ガワ)62cm、短辺(ツマ)31cm、高さ31cmの木箱です。
昔はブナやスギが一般的で、木が堅く長持ちするマツが高級品とされていたようですが、今はブナが稀少になったことからマツが主流となり、スギは価格を安く抑えたいときに用いられます。

また、それぞれに「生板」と「乾燥板」があります。乾燥板でつくると箱にした後の狂いが少なく、隙間のない上質のものを作ることができますが、コストが高くなるため、生板で製作しそれを乾燥させるのが主流だそうです。

りんご箱のお値段
材質や使用頻度によっても価格が変わります。
りんごの収穫は年1回。農家はりんご箱ごと出荷しますが、県外へ出回るときはダンボール箱などに入れ替えられるため、空いたりんご箱は中古品となって収穫現場に戻ってきます。一年モノ、2年モノとなるにつれて安くなります。
一般家庭における使い方
日本一のりんご産地青森では、りんごの収穫時はもちろんのこと、日常生活の中でもまだまだ活躍しています。りんご箱は、粗雑に扱ってももったいない感じがしないことから、ベランダのモノ入れ、車庫の工具入れ、プランターなどとして重宝されています。手元においてみるとなかなか便利で味があるんです。ちゃんとフタもあったりして。
インテリア?りんご箱
このりんご箱、オレンジページ「インテリア37号」ではD.I.Y素材として、同社の「青柳啓子のインテリアスタイルブック」ではなんとコーヒーテーブルとして紹介されていました。
早速、りんご箱(乾燥マツ材、フタ付き、手打ち製)を購入。ちょっとヤスリをかけて表面のザラつきをとったら、みごと室内で使える万能家具になりました。 by 義人
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