世界自然遺産「白神山地」を望む広大な大地に雪の中から掘り出す”超熟成にんじん”があります。普通なら秋に収穫するにんじんを、土の中で冬まで熟成させる「雪中にんじん」です。
にんじんは、普通種まき後100~110日で収穫しますが、青森の「雪中にんじん」はさらに2ヶ月以上も土の中で熟成させます。日本海から吹きつける風雪と白神山地から流れ出る清らかな水で育まれる「雪中にんじん」は、人の手だけでは生み出せない雪国ならではのプレミアムにんじんです。
「雪中にんじん」は、低温にさらされることによって糖度が高くなり、品種によっては果物なみの糖度12~16度に達します。また、夏にんじんに比べてβカロチンやミネラルの含有率が高く栄養価に優れていることや、うま味成分であるアスパラギン酸などのアミノ酸やカリオフィレンなどの香り成分が増加することも報告されています。甘味が濃厚で香り良く、生でそのまま食べてほしいにんじんなのです。
この「雪中にんじん」をそのまんま搾ったのがJA深浦町の「冬堀り人参じゅーす」。
雪中にんじんの濃厚な成分を閉じこめたこのジュースは、にんじん特有の嫌なクセが感じられず、思いの外サラっとしていて後味もさわやかです。レモンを加えただけとは思えないとってもフルーティーな味なので、日頃にんじんを食べない小さなお子様もゴクゴクいけちゃうことでしょう。
ほとんどPRしていないのであまり知られていませんが、一度味を覚えると、りんごジュースよりこっちを選びたくなる程、飲みやすくておいしいジュースですよ。
冬堀り人参じゅーすは、JA深浦町や道の駅ふかうら「かそせいか焼き村」など深浦町内の主な施設や、青森市の観光物産館アスパムのJA全農あおもり青果物直売所などで手に入ります。
ジャイアンツカラーが好きな人も嫌いな人も、それはそれとして、一度試してみてはいかがでしょうか。by 義人
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