今年は「Qの年」 第12回ゴニンカン世界選手権大会
「占い」「手品」「ゲーム」。
トランプはホント、いろいろな楽しみ方があるものです。
特に小さな頃には、仲間が集う時には欠かせないものでした。
そして、今でもトランプゲームは、コンピューターゲームにもなり、人々から愛され続けてています。
このトランプを使った不動の遊びが、実は、津軽地方には今もなお連綿として伝わり、津軽衆を熱くしています。
その名は「ゴニンカン」。
「五人関係」から来た名前とされる5人で行うトランプゲームの一種です。
2対3に分かれ、絵札の多さを競うものでトランプゲームの「ナポレオン」にルールは少し似ています。
「相手の札を読み」「駆け引き」をしながら行う団体プレーに傾ける津軽衆の情熱は相当なもの。休憩時間に行う職場内でのゴニンカンに禁止令がでる程、昼休みの終了を忘れ熱中させてしまいます。
また、転勤族にもゴニンカンを教え、この魔力にすっかりハマらせています。
仲間とトランプと座布団があれば、「お通夜」でも構わず始まってしまうのが、まさに「魔力」を持つゲームと言われる所以でもあります。
ゴニンカンは、立派な津軽の文化。
津軽一普及し、熱が入っている五所川原市こそ、ただ遊ぶだけでなく、何か実のあることをしなくてはならない、と商工会議所青年部に事務局を置き、1995年(平成7年)に「第1回ゴニンカン世界選手権大会」が開催されました。
名誉大会長には日本で初めてトランプを大量生産した任天堂の山内溥相談役、副大会長には津軽出身の歌手吉幾三さんを担ぎだし、第12回大会は、いよいよ平成18年1月22日(日)に開催されます。
回を重ねる毎に参加者数も増え、これまでに北は北海道から南は広島からお越しいただき、第10回大会では1,000名を超える腕自慢が集いました。
会場の五所川原市民体育館は、大会のシンボルカラーの山吹色にトランプ柄の入った座布団が敷かれ、「読み」と「駆け引き」を頼りに熱戦を展開します。
さらに、ニンテンドーDSのソフト「だれでもアソビ大全」にもゴニンカンが登場しました。
こんな「地game」の「世界大会」、参加は簡単。コチラ。
初心者用の体験コーナーもあります。
おもいっきり、津軽衆になりきってください。 なおき
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