日本一の「りんご産地」として有名な青森県は、実は国内有数の「お米産地」でもあります。
青森を代表するお米は何といっても『つがるロマン』。
お米のソムリエとして有名な西島さん(スズノブという米屋さんの社長)は、「淡泊であっさりした『つがるロマン』は、こってりした洋食には物足りないけれど、薄味の日本食や淡泊な朝食にはぴったり!」と高く評価しています。そして「子供が朝食を食べなくなったのは、味が濃く朝食と相性が悪いお米を選んでいるからでは?」とご自身の著書「ごはん革命」でも述べられています。
さて、お米もスゴイ青森に、さらにとんでもないお米がありました。
日本で初めての極小粒うるち米『つぶゆき』です。

(一合升に入った『つぶゆき』。その小ささ分かってもらえますか?)
『つぶゆき』は、玄米の形が円に近く、大きさが普通品種の60%程度しかない小さくて丸いうるち米です。白米で炊き上げると粘りが弱くパラパラとした食感になり、ピラフやチャーハンでおいしくいただけますが、玄米で利用することによって、そのパワーをより引き出すことができます。
胚芽の部分は胚乳ほど小さくないので、白米に同じ量を混ぜるなら、一般品種の玄米より、玄米数で約1.5倍、玄米成分で約1.4倍も多く摂取できるのです。同じ玄米成分を摂取するなら、普通品種の玄米より少量で良いことになります。

しかも、小粒で火が通りやすいため、炊飯器に玄米モードがなくても、圧力釜がなくても、普通の白米と一緒に気軽に炊くことができます。小粒なので食べたときの食感も気になりません。
この『つぶゆき』の玄米は、ヘルシーとおいしさを両立し、手軽さまで兼ね備えたスーパー玄米と言えるのではないでしょうか。もっと増やしてほしい!いち早く試食したスズノブの西島さんは、昨年暮れ青森市内で行われた講演会でそう訴えておりました。まったく同感です。by 義人