五戸町に行ってきました。
五戸町と言えば馬肉ですが、
前々から行きたいと思っていながらも、
なかなか行けずにいた「桜なべたかはし」ですが、
ようやく行くことができました。
このお店、創業は大正13年とのこと。
食肉、まして馬肉を食べる文化は日本の中では珍しいものでしたので、
大正13年の頃に馬肉料理専門のお店はかなり珍しかったことと思います。
青森県内ではもちろん最も古い馬肉料理屋のようです。
肉屋になっている入口の奥、
まるで居住スペースに入っていくかのような雰囲気の暖簾の先に、
「桜なべたかはし」の食堂部分があります。
4人掛けのテーブルが3台あるだけの小さな食堂です。
(座敷もあるようです。)
この日食べたのは肉定食700円。
昔からの馴染み客は「皿」と呼んでいるものだそうで、
大きな鍋で桜なべの材料をたくさん煮込んだものが一皿に盛られて出てきます。
この「皿」がウマイ。
私は津軽出身で馬肉鍋を食べて育ってはいませんが、
そんな私でも不思議と「懐かしいなぁ」と思ってしまう味で、
話を聞いてみると自家製味噌だと言います。
ふと、昔、爺さんの家に遊び行ったときに食べた
自家製味噌のみそ汁って美味しかったなーなどと思いながら
あっという間に食べてしまいました。
鍋仕立てで食べる桜なべも美味しいですが、
大鍋で煮込んだこの「皿」には別の美味しさがありました。
「また必ず来よう」
そんな気持ちで店をあとにしました。
by YOSHIHITO
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。