「一升漬け」という食べ物があります。
青南蛮一升、米こうじ一升、醤油一升を漬け込んだもので、
材料をそれぞれ一升ずついれるので「一升漬け」、
材料を合わせると三升になるので「三升漬け」、
材料名をそのままに「こうじなんばん」など呼び名はさまざまありますが、
青森で使われる場合、基本的には青南蛮とこうじの醤油漬けのことを指します。
津軽、南部を問わず青森県全域で食されている郷土料理です。
この「一升漬け」、私はあまり馴染みがなかったのですが、
隣に座る同僚(義人)が、昼におにぎりを食べるとき、
一口ごとにスプーン一さじ分つけて食べているので、
「それは美味しいのか?」と尋ねると
「これがあれば他になにもいらないくらいだ」と言う。
それならば試してみようと、同僚(義人)に食べ方を聞くと、
普通のカッ◎ヌードルに入れると美味しいと言われたのでそうすることに。
「初心者はスプーン二さじ」のアドバイスに従い、
3分たって食べ頃?のカップ◎ードルに二さじ入れて食べてみる。
「むむ!」
「これはいつも食べているカップヌ◎ドルではない!」
「インスタント食品の平たんな味ではなく、深みのある味に変わっている!」
「これはすごい!」
以来、職場の冷蔵庫には、
機会あるごとにあちこち道の駅などで買い求めてくる
「一升漬け」が置かれるようになりました。
癖がないわけではないので好き嫌いもあると思いますが、
どんなものにでも味の深みをつけてくれる魔法の調味料です。
はまると病みつきになるはずです。
by YOSHIHITO
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