平川市の北部、旧尾上町の旧道沿いに「花のや」というお店があります。
玄関口から色鮮やかな花々が所狭しと飾られていて、
お店の名前からもオーナーの花好きがうかがえるお店です。
お子さんの独立を契機に始めたというこのお店は、
玄関まわりに少し手を加えただけで、あとは元の自宅をそのままを使っています。
客室に使われているのは、
床の間だった和室12畳と縁側2畳半、居間だった洋室8畳。
まるで「津軽の親戚の家に遊びに来た」ような気分にさせてくれて、
リラックスしてくつろいでいるのですが、
ほんの少しだけ緊張している、そんな感じです。
この時は「鯛めし」と「舞茸ごはん」をいただきました。
おかず2品にお吸い物、漬け物、小鉢、デザートがついて
鯛めしは1,500円、舞茸ごはんは1,200円です。
鯛は西海岸産のもので、この海で育った天然の鯛は、
身がしっかりとして、味も濃いため、
最後まで飽きることなくご飯を食べさせてくれます。
舞茸も地元の農家が丁寧に作った上質のもので、
歯ごたえと味が最高でした。
メインのごはんも美味しいのですが、
個人的に感動したのが「おかず」。
特になんてことのないおかずなのですが、
本当の津軽の家庭料理の味で、
懐かしさと優しさに溢れていました。
花のやのスタッフは地元の7人の女性とのこと。
女性のきめ細やかさと、
母親が子どもの食事を作るときの優しさが込められています。
食材もできるだけ地場のもの、
それも流通が確認できるものを選んでくれていて、
本当に安心して食事を楽しむことができます。
最後にいただいた手作りのおはぎ。
このお店でも人気の品で、
甘すぎず大人が食べてとても美味しいと感じる素敵な味でした。
ちょっとしたおもてなしにもピッタリのお店です。
by YOSHIHITO
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