第2回 「七つ咲きのさくら」を探せ!
弘前のさくらは、津軽のりんご栽培の技術をさくらの管理に取り入れた画期的な取り組みにより古木も若々しく健康に育っています。
古くから「桜を切る馬鹿、梅を切らぬ馬鹿」と言われるように、桜を剪定するということは「非常識」と考えられてきました。
にもかかわらず、敢えて弘前のさくらを守り続けてきた方々は、痛んだ枝や弱った枝などを剪定し始めます。
さらには、根を掘り起こし、腐ったところなど丁寧に取り除きながら、新しい養分のある土を入れるなど、まるでくだものでも成る木のように献身的な対応をしてきたのでした。
このため、観てください!
「手が届く高さ」でさくらが咲くのを!
弘前のさくらは、私たちの目線にさくらの花があります。
これもこの献身的な手入れのおかげなんです。
また、ソメイヨシノであれば通常、一つの花芽から2~4個の花が集まって咲きますが、ひろさきの桜を守るこの匠の技により5~6個のかたまりとなって花をつけます。
だからこそ、弘前のさくらは日本一美しく咲き誇るのです。
こんな普通のさくらの2倍の花を付ける
2,600本のさくらが、弘前のさくらです。
こんな中に、時に、7つの花が集まって咲く「七つ咲き」があります。
樹木医の小林さんですら、何度も観たことがないという「七つ咲き」です。
あまりの珍しさから四つ葉のクローバにも例えられ、「見つけた人に幸せを咲かせるさくら」と言われています。
園内に入ったら咲き誇るさくらの枝を優し~く手に取りながら、「七つ咲き」のさくらを探してみるのも他ではできないひろさきだけの「さくらを10倍楽しむ方法」ですよ! byなおき
(第三話は、「もう一つの『天守と下乗橋』」のお話です。)
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