りんごの花が見頃を迎えています。
桜はだいぶ散ってしまいましたが、りんごの花は、まだしばらくは楽しめそうですね。
(↑りんごの花言葉は「清純」。この写真は「彩香」という品種の花です。)
でも、”花よりりんご”の私が今回紹介するのは、りんごの実(の収穫)に関わるとってもLOHASなりんごギア。「りんご手籠」です。
りんごもぎ(収穫)は、柑橘類や果菜類と違い、人の手だけで行われます。ハサミもナイフも使いません。りんごをもぐ時、りんご農家が手に持っている唯一のモノ。それが「りんご手籠」なのです。津軽では、昔から、地元のネマガリタケでつくる竹製のりんご手籠が使われてきました。もともとは、庶民の生活用具として作られてきたものですが、りんご栽培が盛んになるにつれて収穫用としての需要が増し、やがてりんご専用の手籠として進化を遂げました。
現在は、プラスチック製品に押されて需要は減っているようですが、竹製の方が丈夫でりんごにも優しいと、竹のりんご手籠にこだわり続ける愛用者も多いようです。
りんご手籠の長所は、何といっても丈夫で長持ちすること。独特の”六ツ目編み”が強さとともにしなやかさを生み出すため、プラスチック製品のように、すぐ割れたり欠けたりということがありません。また、ネマガリタケをそのまま使用する”取っ手”は、腕に通しても肌に食い込んだり、皮膚を挟み込んだりしないので、重いモノを入れても負担が少ないのです。
日光と乾燥によって、緑色から茶色へと変化し、使うほどに味わいが増していくのも魅力だと言います。
竹籠づくりで有名なのは旧岩木町(現弘前市)植田地区。りんご農家でない私は、同地区で買った1,800円のりんご手籠を何に使おうか迷っています。 by 義人
(もうひとつのりんごギア「りんご箱」はチェストとして活躍していますよ。)
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