いよいよ地カップアイスの最終稿です。
これまで青森県内のいろいろな地カップアイスをご紹介してきましたが、まだまだご紹介しきれません。小川原湖の農場の新鮮な牛乳を贅沢に使った「レイクファームアイスクリーム」や中泊町の果肉たっぷりの「ブルーベリーアイス」、弘果の「青森りんごシャーベット」「ぶどうシャーベット」などなど、まだまだ素敵な沢山の地カップアイスがあります。
ですが、とりあえずシリーズとしては、次の3つで終了し、次の機会にまた折見て触れていきたいと思います。
【NO11 「ゼネラル・レクラークアイスクリーム」 250円】
青森県農業試験場がヨーロッパから取り寄せた苗木を、平成元年(1989年)に植えた南部町の研究会の取り組みから始まる「洋梨の王様」=ゼネラルレクラーク。
甘酸のバランスがよく、つるんとした果肉、したたるようにジューシーで高貴な芳香が特徴です。
裾物などを利用したワインが好評であったことから、第2弾として96年夏に発売したのが、このアイスクリームです。
乳脂肪分13.5%。立派なプレミアムアイスですが、レクラークの香りと上品な甘さがアイスクリームにうまく溶け込んでいます。
◇販売先:アスパム、ユートリー、県南の道の駅
【NO12 「ジョミアイス」 200円】
地元で「ジョミ」とか「ゾミ」とも呼ばれるガマズミは、スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木の実で、その昔、獲物を求めて一日中歩き回るマタギたちが、山中でガマズミを見つけると、山の神からの授かり物として大切にし、すりつぶして口にしたと言う疲労回復の妙薬です。
ガマズミという名は「神ツ実」という「神の実」に由来するとも伝えられていて、古くからその効用のある実を神からの授かり物といっていたようです。
そんなポリフェノールたっぷりのガマズミ果汁をソースに仕上げ、ラクトアイスにかけたのが、このジョミアイス。さわやかな酸味と絞りたてのような果汁の香りをアイスと一緒に楽しめます。
◇販売先:道の駅さんのへ
【NO13 「あんきもアイス」 280円】
鰺ヶ沢町にある「海の駅わんど」オリジナルアイスのひとつ、「あんきもアイス」。
アビタニアジャージーファームに生産をお願いした、とても濃厚なアイスクリームです。
前回登場した「なまこ」「ほたて」と並ぶ海鮮アイス。
お味は、濃厚なクリームの中、後に残る風味が「あんきも」。
「珍しい」、「おもしろい」と立ち寄った若い人が買っていくのも解ります。
よおく見ると、小さな褐色のつぶつぶが見える。
これが「あんきも」?
この他、オリジナルには、とうもろこしやトマトなど時期、時期の味があるのだそうです。
◇販売先:海の駅わんど
さあ、いよいよ夏本番。
まだまだ増える「地カップアイス」を旅のエッセンスにどうぞ。 byなおき
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