青森県人に昔から親しまれてきた「鱈(タラ)」は冬の青森の象徴。真夏になぜ?と思うでしょうが、つい先日、青森市民病院そばの「食事処深川」さんで、おいしい鱈メニューをいただいたのでその紹介です。
なかなか趣のある店内に入り、どれどれ、とメニューを見ると・・・。
真っ先に目に飛び込んできたのが「タラ丼 700円」。タ、タラ?丼??
あまり見かけたことがない丼なので思わず「タラ丼、一丁!」
刺身?それとも昆布〆め?ドドーンと出てきた料理がこちらです。
カ、カツ丼?いえいえ、タラのフライを卵でとじたれっきとしたタラ丼です。
その量の多いこと多いこと。まちがいなく蕎麦用のどんぶりです。しかも目一杯入ってます。
そして、うまいことうまいこと。ほくほくした白身は淡泊で、やわらかく煮込まれた衣には、ほどよく濃い味のだし汁がたっぷり。お好みで醤油をたらせば、とんでもなく充実した満腹感を味わうことができます。
どんぶりの陰には、手作りの漬け物とインゲン炒めが山盛りになった小皿、みそ汁。そして、うれしいコーヒー、ジュース飲み放題(!)
もっと驚いたのはメニューの数です。なんと!メニューに載っているだけでもその品数は95品!
カウンターを見ると、メニューにも載っていない新メニューが掲げられています。
個人食堂でこれほどのメニューがあるとは、すごい!話を聞くと、市○病院の看護婦さんやM銀行の常連さん達のリクエストがどんどんメニューに追加されてこうなったのだとか。愛されている証ですね。
店の歴史は三十数年、都内のホテルや横浜中華街、県内の飲食店で修行した後、この地に開業したのだそうです。ご主人によると、一番人気はボリュームたっぷりの焼き肉定食や野菜炒め定食。また、常連さんによると、ここのカレーはひと味違うのだとか。さらに、週末だけお店を手伝っているという二代目(候補?)さんは、「看護婦さんのアイデアから生まれたもっとおすすめのメニューがあるんですよ」と微笑んでいました。どれだかわかりますか?
近くまでお出かけの際は是非立ち寄ってみてください。趣のある店内の奥には12名ほど入る小上がりもありますよ。(「サークルK市民病院通り店」のすぐ裏手です。)
さて、本題の「鱈」を・・・と思ったのですが、紙面の都合で次の機会にゆずりたいと思います。
by 義人
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。