標高925メートル いよいよ紅葉シーズンスタートです。
酸ヶ湯温泉は八甲田の深山にある温泉場です。
ここは、その類い希な泉質に恵まれているだけではなく、その標高から希薄な空気の作用もあって、通常7日3回り21日間の湯治を3日3回りという半分の期間で終えられるほど。
温泉に浸かるお客様だけでなく、八甲田登山やトレッキング、十和田湖観光などの中核的な拠点としてさまざまなお客様が訪れるところでもあります。
そして、いよいよ秋。
地元のいろいろな方々からその様子を伺っていたら、酸ヶ湯はちょうど紅葉の見頃とのこと。
十和田湖畔でホテルを経営されている「へべれけ大王」さまのブログにも見頃になりましたということが書かれていて、その写真に期待感いっぱいになっていました。
先日、酸ヶ湯でいろいろなお話を伺っていたとき、泉源の話になり、『「熱の湯」「冷の湯」「四分六分の湯」「湯滝」「ふかし湯」・・・・』と、・・・。
あれっ、「ふかし湯」ってもしかして、「まんじゅうふかし」?
千人風呂のお湯達と並列に並んで話に出た「ふかし湯」。
伺ったら、「まんじゅうふかし」と呼ばれている「ふかし湯」も酸ヶ湯の湯。
あずま屋なども管理しているのだそうです。
酸ヶ湯温泉から歩いて数分。
ちょうどいい散歩にもなる距離の「まんじゅうふかし」。
子宝の湯とも言われていますが、服を着たまま90度を超える湯が通る木筒の上に座り、おしりを温める湯です。
この日も先客がありました。
前を流れるせせらぎの音と座った先からほんわか温まる癒しに、なぜか長居しがちになるコチラ。先客が立ち去った後、次のお客様が来るまで貸し切りで、ワタシ。やっぱりまったりしてしまいました。
まったり感を払拭し、気を取り直して酸ヶ湯に戻ったら「小腹」モード。
ちょっと胃袋に隙間ができたようで、似た名前ですが、酸ヶ湯名物の「そばまんじゅう」を。
せいろに入った「そばまんじゅう」。相変わらずの人気者でした。
ワタシの先々客は20個、先客が10個。みんな10個単位で買っていきます。
酸ヶ湯の入り口であった雲谷の名物は、そば。
山を登ってきてくれた方、八甲田登山から戻ってきた方、そんな方々に「まるで峠の茶屋のようにホッと一息ついて欲しい」とその名物のそばを使った甘いものとして50年以上前に作られたものです。
やさしい味にホッと一息。
見頃の紅葉とまんじゅうふかしやそばまんじゅう。
紅葉の中の「小さな旅」。
早く行きたいな。 byなおき
※青森県の紅葉見頃情報はアプティネットで。随時更新中です。
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