月曜日、早朝の古川市場を散策していたところ、珍しい「オニグルミ」を発見しました。
あまり知られていませんが、
青森県は全国有数のくるみ生産県。
ダントツ一位は長野県で、そのほか新潟県、山形県、そして青森県などが主産地に数えられます。
長野県や山形県などは畑で栽培した「栽培グルミ」が多いのに対し、山から採取した「山グルミ」が圧倒的に多いのが青森産の特徴。「味は山グルミに限る」という言葉通り、古川市場のお店では「栽培グルミ」と「山グルミ」をちゃんと区別して売っていました。
クルミは、日本のほかペルシア、中国、北米などが原産とされており、北半球を中心に約20種類が分布しているといいます。日本原産は「オニグルミ」と「ヒメグルミ」。野生種で、古くから食用にされてきましたが、殻が割りにくく果実部分が小さいので栽培されることはまずありません。
栽培に適しているとされるのは、西洋ぐるみと言われる「ペルシアグルミ」、その変種と言われる「テウチグルミ」、その交雑から生まれ長野県で改良された「シナノグルミ」などです。
「これは山がらとってきたクルミだよ。」
「栽培したクルミどちがって、油ずっぱど入ってらよ。」
「2年や3年たってもビンとしたもんだ。」
大分早いのですが、正月には、なつかしい『クルミ味噌』で餅を食べようと思い、殻付きの「山グルミ」と剥いた「栽培グルミ」を買いました。ただし、これは去年のもの。今年のクルミが出回るのはもうちょっと先のようです。
by 義人
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