青森にはおいしい地酒がたくさんありますよね。
でも、日本酒と同じくらい焼酎が好きな私は、
地元産の焼酎がもっとあればいいのに!と思うことも。
気分次第であれこれ変えながら楽しむことができますからね。
でも最近は、うれしいことに、青森ならではの焼酎が少しずつ増えてきました。
青森の焼酎といえば、まずは青森米「むつほまれ」で作った「津軽海峡」、
大吟醸の酒粕でつくる粕取焼酎「頑固者」、同じく「稲本屋利右衛門」、
なかなか手に入らないという六ヶ所村の長いも焼酎「六趣(ろくしゅ)」、
JAおいらせがこの冬発売した「ながいも焼酎」、「にんにく焼酎」、「ごぼう焼酎」。
田子町が開発を進めているにんにく焼酎「どでん」。
いったいどんな味がするのか?今は想像だけで楽しんでます(笑)。
これらの焼酎が青森らしいのは、ハッキリ言って原料が青森らしいからですが、
弘前に全く別の意味で青森らしい焼酎が誕生していました。
それが、りんごの貯蔵技術を活用して熟成させた焼酎「ZUZU」です。
(↑ 左:焼酎ZUZU 右:清酒ZUZU)
県内シェア90%を越える農家用りんご冷蔵庫の製造メーカー「東弘電機(株)」の会長が、
自社に設置したりんご用冷蔵庫にお酒を入れたまま忘れていたら、
いつの間にかおいしく熟成していたことにヒントを得て、
10年はかかる熟成酒を1~3年で完成させる独自の貯蔵方法(特許出願中)を開発し、
津軽の米焼酎「津軽海峡」をベースにして商品化したものです。
フルーティーな香り。まろやかな味わい。後に残らないさわやかな甘さ。
熟成させることによって二日酔いの原因となるアセトアルデヒドが減少するため、
なんと二日酔いしにくいのだとか。おいしいだけじゃないんですよ。
それにしても、こんなところにも”りんごテクノロジー”が潜んでいたとは!うーん・・・。
この熟成酒もすごいけど、青森のりんご産業もかなりすごいぞ!
最後はりんご産業を讃える話になっちゃいました(笑) by 義人
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