「津軽冬野菜」のことは、これまで義人が何回か書いています。
2月下旬に、お客様を案内して弘前市へ行ったときに、
あるフランス料理店のオーナーシェフが作ってくれた1品がこれです。
「青森の季節の食材を使った料理を2品作ってほしい」という
お客様からのリクエストに応じた1品が、「津軽冬野菜」をつかったテリーヌ。
「テリーヌ」は、料理用語辞典によると
「すりつぶした肉や野菜を長くて四角い型に詰め、火を通した料理」。フランス語です。
豚肉や鴨など、お肉で作ったテリーヌが、前菜で出てくることが
多いかと思います。
この「津軽冬野菜のテリーヌ」は、野菜だけではなくて、魚、ホタテ、お肉、
ぜーんぶ入っています。でも、名前どおり野菜が主役です!
真っ白のところは、砂丘ながいも、周りの緑は、清野袋のほうれんそう。
テリーヌの中には、陸奥湾ホタテのサーモン巻、リードボーを津軽鶏で巻いたもの、
お皿の上には、赤い雪中にんじんのピュレ、緑の冬陽春菊のソースが敷かれて
とっても彩りのキレイな一皿に仕上がっています。
で、肝心の味ですが、砂丘ながいもはねっとりした食感に仕立ててあって
ホタテのサーモン巻や、津軽鶏を引き立てている感じ。
清野袋のほうれんそうは、ながいものねっとり感をさっぱり引き締める役と
なっていました。
雪中にんじんのピュレと、冬陽春菊のソースは、色がキレイなだけじゃなくて
甘さと青っぽさをテリーヌに添えて、味のアクセントとして大活躍!
来冬には、お店のメニューとして、登場してほしいなと願う
「津軽冬野菜のテリーヌ」でした。 byひろぽん
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。