りんごどころ津軽には、
ずっと昔から親しまれているバナナがあります。
そう!バナナ最中です。
どうしてバナナ?「りんご最中」じゃないの?
お店によって多少異なりますが、
バナナがとても貴重で、庶民にとっては高嶺の花だった頃、
この味と香りを菓子にしたら喜ぶだろうと
津軽の菓子職人達が苦心の末バナナのような最中を作りあげたのだそうです。
バナナのように香り、バナナのように甘いこの最中は、
たちまち市民の評判となり、
あっという間に広がっていったのでしょう。
バナナ最中は津軽と秋田県北だけにあるのだといいます。
サクサクッと軽いバナナ型の皮にたっぷりつまったホクホクの白餡。
ふんわりただよう甘~い香りと食感は、
本物のバナナが入っているのかと思わず手元を見てしまうほどですよ。
かつてたくさんあったバナナ最中は、
今や4種類(※)だけになってしまったようですが、
お店ごとこだわりがある味や香り、食感は、
それぞれ食べてみる価値大ありですよ!
↑見ただけでどのバナナ最中か分かったら、あなたは立派なバナナ最中博士です(笑)。
今年の弘前城さくらまつりのお土産は「バナナ最中」で決まりですね。
by義人
※バナナ最中を探してます。ほかにも県内のバナナ最中をご存じの方はどうぞお知らせください。お願いします。
【お店情報(五十音順)】
■いなみや菓子店(弘前市)「バナナ菓子」 電話:0172-32-0667
■甘榮堂(青森市)「芳香バナナ」 電話017-734-3730
■旭松堂(弘前市)「バナナ最中」 電話0172-32-4023
■緋炉弥(弘前市)「バナナ最中」 電話0172-27-3232
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。