ちょっと前の話になりますが、今から3ヶ月前の話です。
私は知人から2年前に教えられて、八戸でずうっとずうっと食べたい食べたいと思っていたものがありました。それは八戸の横町 五番街にある「一条のすいとん」でした。「きんきんの最も美味しい食べ方の一つでは?」「極上のワンタンにも似たひっつみ」・・・知人の中からそんなコメントが出てくる中、八戸に泊まりで行くことがあったら絶対に行こう!そう心に決めていました。
これまで3回のチャンスがありました。ところがそのいずれもお店は休み・・・縁がないのかな・・・お店やめちゃったのかな・・・勝手にそんなことまで考えていました。。。
そしてとうとう出会う日が訪れたのです。思わず店に入るなり注文する前にお店のお母さんに半ベソ状態でこれまでの経緯を切々と訴えました。だって2年も待ったんだもの!
お店のお母さんは私を落ち着かせるように「まあまあ」と優しく微笑みながら、ひっつみを鍋に入れ(35年の技 しっかりと見させていただきました。)、そのすいとんを「きんきんひっつみ」を出してくれました。。。上品なスープは心地よいきんきんの香りをただよわせ、その魚の身はやわらか~く煮込まれて、しっとり・しっかりとした味を、ひっつみと共に、私の体にしみ込ませていきました。
お店はもうすぐ夜の十二時になろうかという時、外にはいつの間にか行列が・・・このひっつみを楽しみにしている人達の事を考えると・・・短い時間でしたが席を立つことにしました。あまりの感激に忙しいというのに無理矢理一緒に記念写真まで撮っていただきました。本当にごちそうさまでした!また行きますね、お母さん!(この紹介にあたっては、お母さんに了解をもらっております。)
byノブchan
※誠に残念ながら、閉店された模様です。どなたかあの味を引き継いでくれることを願うばかりです(泣)。
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。