春の一大行事「田植え」も先週末でほぼ終わり、
いよいよ本格的な農作物シーズンが始まりました。
スーパーの青果売り場には、
葉物類を中心とした地場野菜がすでに並べられていますが、
今回紹介したいのは、ここ数日間で出回るようになったおいしい野菜、
野辺地町特産の「葉付きこかぶ」です。
意外と知られていないのですが青森は全国有数のカブ産地。
平成17年の収穫量は全国第3位なんですよ。
冷涼な気候下でつくられる青森のこかぶは、皮がうすく、やわらかいのがウリで、
その中でも最高の評価を得ているのが野辺地町の「葉付きこかぶ」なのです。
野辺地町がこかぶ栽培に取り組むことになったきっかけは昭和55年の冷害。
それまでもヤマセの影響でしばしば冷害に見舞われてきた生産者らが、
「田んぼがダメなら畑作で-」と立ち上がり、
同58年から本格的に出荷するようになったのだそうです。
こかぶは、寒さに強いうえ、太陽光が少なくても育ちます。
生育期間が短いので初夏から秋にかけて数回収穫することができます。
しかも野辺地町の土によく合うのだといいます。
「たかがこかぶ」と思うでしょうが、食べてビックリ!
おいしいんです!日本一おいしいんじゃないかと思っています!!
おすすめの食べ方はズバリ”生”。
皮付きのまま、少し厚めにスライスし、何もつけずにそのままいただきます。
(切らずにまるごと食べてもいけますよ。笑)
やわらかい食感に、驚くほどの甘さ、そしてみずみずしさを味わうことができます。
まだ試していませんが、焼肉と一緒に食べたら、サッパリしてさぞ美味しいことでしょう。
「葉付きこかぶ」の出荷は5月から10月にかけて。
夜明け前の午前3時頃から収穫し、冷蔵され、その日のうちに出荷されます。
忙しいこの時期、農家の睡眠時間はわずかに3時間とか。
野辺地の生産者達が大切に大切に育てた「葉付きこかぶ」。
ヤマセの恵みをぜひ味わってみてください。
by 義人
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