緑の牧場を見下ろすロッジにて
カワヨグリーン牧場。
ワタシの中ではユースホステルのある牧場。
そして、JR東北本線向山駅から夏にもなれば大勢の若い人たちが大きなリュックを背負い、カワヨを目指す、そんな日本中の旅人を受け入れてきたところ、そんなイメージ。
そしてもう一つの顔が牧場を見下ろす高台に建つ素敵なレストランのイメージ。
洒落た外観のロッジとその料理は、自らハーブを作り乳牛を飼う、まさにオーベルジュを思わせるイメージ。
天気のいい日に県南に向かうワタシ。
この天気こそ牧場の撮影にふさわしいと一路、カワヨを目指します。
カワヨグリーン牧場は、今年開牧50周年を迎えました。
カワヨの歴史は、長兄の夢見た牧場のプランから始まります。
しかし、弟達を可愛がってくれたその長兄は、この夢を叶えることなく若くして
亡くなってしまいます。
兄の夢を結実させたい、と三男が親牛1頭と仔牛1頭、羊2頭から始めます。
しかしその兄も結婚して間もない妻と乳飲み子を残し、事故で亡くなってしまいます。
残された兄嫁が懸命に牧場を守るところへ、五男川口彰五郎氏が熱き理想と兄達から引き継いだ「夢の設計図」をこの下田の丘に50年の歳月を費やし、叶えていきます。
こうしたひたむきさや困難を乗り越えていく姿と、そしてそれを支えてくれた多くの方々の想い出が「カワヨグリーン牧場開牧50年誌」に綴られ、感動し、思わずウルっときてしまいましたが、緑が眩しいこの牧場を前にするとただただその美しさに目を奪われるばかり。
抜けるような青い空に眩しい緑のじゅうたん。
山つつじが咲く中にあるレストランロッジ。
どれどれ・・、と入口前にある看板をのぞくと、おいしそうなランチメニュー。
ブリック壁の前にいたひつじ君に挨拶しながら、レストラン内部へ。
窓からは牧草の斜面が見下ろすように広がり、牧柵の向こうに牧舎が見えます。
生き物達の音以外は、風の音だけ。
そんな牧場の丘の上でランチです。
本日のランチのメインは「サワラとホタテのムニエル」。
下に敷かれたほうれん草のソテーまでおいしくいただきました。
その日の食材に合わせて毎日違うようで、お肉の日も魚の日もあります。
本日のお魚はホントワタシ好みのおいしい一皿でした。
デザートも自家製のアイス。
牧場のアイスはホントおいしいです♪
さらにお食事をご注文の方で希望すれば、サービスでカワヨの牛乳がいただけます。
グラスの回りに乳脂肪のツブツブが残るまさにノンホモ。
※ノンホモ=ノンホモジナイズド(「脂肪球摺りつぶし均質化すること」をやらない)
口の中で入れてちょっと置くだけで、さらにその濃厚さがわかります。
この日も品の良さそうな熟年のご夫婦や車で乗り付けた職場の同僚風のグループなどで賑わっていました。
ランチが終わったこの後、ワタシにとってまさに衝撃的なすご~いことが起こります。
この続きは明日また。 byなおき
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