青森のパンメーカー工藤パンの傑作”イギリストースト”。
パンとパンの間に砂糖を混ぜ込んだマーガリンが塗られていて、
その甘さと香ばしさがとても美味しく、
また、子どもの頃から本当に親しんできた味なので、
当たり前の食べ物として自然と受け入れてしまう、
そんなソウルフード的な食べ物です。
青森ブロガーの間でもたびたび取り上げられ、
そのたびに話題になるのが名前の由来。
なぜ”イギリストースト”なのか。
一つはっきりしているのは山型のパンが「イギリスパン」と呼ばれていること。
この言葉自体は和製で、イギリス人から伝わった山型がイギリスパン、
フランス人から伝わった筒型がフランスパンであるらしい。
“イギリストースト”も山型のパンを使っていることから、
イギリスはここからきているとみて間違いなさそう。
しかし、何故トーストなのか。
トーストは明らかに焼いたものに対する表現で、
焼いてない”イギリストースト”に対する表現としては違和感がある。
謎だ・・・。
さて、4月頃からこの”イギリストースト”に仲間が増えました。
フレッシュランチシリーズの流れをくむ耳なしバージョンです。
もとより、”イギリストースト”の場合、
耳を残して食べる真ん中食いもそれなりにポピュラーで、
実は私も真ん中食いを良くやるのですが、
この新製品は工藤パンが真ん中食いにお墨付きを与えたかっこうです。
このみみ無し”イギリストースト”のパッケージに新発見。
「トーストしてさらにおいしく」の文字があるじゃないですか。
そう、焼いて食べることを前提にしていたから”イギリストースト”なのではないか、
そういう結論に至ったのであります。
よかった、よかった。
このみみ無し”イギリストースト”は私の職場に波紋を投げかけました。
私がみみ無し”イギリストースト”を食べていると、
同僚がやってきて「パンはみみが美味しい。
だから”イギリストースト”も当然みみ有りでしょう!」と主張するのです。
確かに砂糖を混ぜたマーガリンの美味しいとこどりの「みみ無し」もいいが、
パンのみみ自体の香ばしさも楽しめる「みみ有り」も確かに美味い。
難しい問題です。
ちなみに、私が今まで食べた菓子パンで一番美味しいと思ったのは、
小学校の社会科見学で工藤パン工場へ行ったときの、
焼きたて”イギリストースト”です。
この美味しさはみみの有無を超越してました。
by YOSHIHITO
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