緑の卵「あすなろ卵」をご存じですか?
緑色の卵殻が鮮やかなこの卵は、青森県畜産試験場が、南米チリ原産で青卵殻遺伝子をもつアローカナ種に白い卵を産む白色レグホーン種と茶褐色の卵を産むロードアイランドレッド種をかけ合わせ、20年以上もの歳月をかけて育成した自慢の卵です。
生卵のおいしさの秘密は実は卵黄の割合にあるのだといいます。
いくら卵黄がおいしくても、卵白が多ければ、結局は水っぽく感じられてあまりおいしくないのだとか。
一般的な鶏卵は卵黄の割合が卵全体の27%程度なのに対してあすなろ卵のそれは30%超。たかが3%と思うかも知れませんが、1個60グラム前後しかない鶏卵の3%は、予想以上に大きな差となって味に違いをもたらすのです。
茹でるとますます鮮やかになる卵殻。
コクと甘味が強い卵黄。
卵黄をしっかりと支えて盛り上がる卵白。
生臭さがないあすなろ卵は、開発者のS部長が胸を張るとおり、「卵かけご飯」にぴったりの卵なんです(笑)。
そして、なんと!そのあすなろ卵の「温泉たまご」が誕生しました!!
商品化したのは、あすなろ卵が開発された当初から生産してきた「田子たまご村(代表:日沢一雄さん)」。それまで生卵だけだった日沢さんが温泉卵に取り組んだのは、「青森に来てくれるお客さんにおいしい青森の卵を食べてほしい。気軽に食べてもらうためには生卵より温泉卵。」と考えたから。専用の装置まで導入しました。
いただいた「あすなろ温泉たまご」の写真がこちら。
何も語らなくとも、大きな卵黄の美しさから、そのおいしさを想像していただけるのではないでしょうか。(写真の温泉たまごには、付属の専用たれをかけています。)
現在「あすなろ温泉たまご」は業務用のみの販売。うれしいことに、近々小売りもスタートさせるそうですから、興味がある方はたまご村のHPを時々チェックしてみてください。
by 義人
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