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オステリア デル ボルゴ

オステリア デル ボルゴ

グルメ | 2007-07-18 08:06

食材王国あおもりの八戸イタリアン

この「まるごと青森ブログ」では、これまで青森県の観光だけではなく、数々の農林水産物などの特選素材もご紹介してきました。

その中でもちょうど去年の今頃、大畑町の海峡サーモンを調べていた義人が、生産者の方にいろいろとお話を伺っていると、「コチラでなら食べられますよ」とご紹介いただいたのが、ここイタリアンレストラン ボルゴでした。

以前から「いつかは伺おう」と思いながら、なかなか伺えずにいたコチラ。
でもシェフのブログは欠かさずチェックしながら、時折コメントを書いたり、とチャンスを伺っていましたが、ようやく先日、念願のシェフのお料理をいただき、お話しすることができました。

オステリア デル ボルゴ

滝沢シェフは野辺地町のご出身。
高校時代から食堂などでのアルバイトで料理づくりには携わってきていましたが、バイク好きが高じ、東京に出て、マウンテンバイクレースに没頭する日々だったそうです。
そしてこの世界で高いレベルにまで達していきますが、練習中に事故。
大けがをしてしまいます。

目標を失った大きな失意の中、どん底だったという時期。
そんな時、テレビに映っていたのが、料理を作っている楽しそうなイタリア人シェフの姿。
人生をおおらかに楽しむその姿。
徐々に惹かれていきます。

もともと好きだった料理の世界。
その世界に身を投じようと決意。
そのためのさまざまな準備をし、満を持して2000年6月渡伊。
一番最後までいたピエモンテ州も含め、約4年。
師匠と仰ぐイタリア人シェフとの出会いもあり、濃密な修行を経て、帰国します。

そして、東北新幹線が延伸し、賑わいの増すここJR八戸駅の西口に、縁あって土地建物を貸してくださる方があり、2004年9月、念願のオーナーシェフ店 オステリア デル ボルゴを開きます。

滝沢シェフが求めたものは、食材。
イタリアにあるものではなく、この土地のホンモノの食材です。
大畑町の海峡サーモンに出会い、
六戸町の大西ハーブ園に出会い、
新郷村の飲むヨーグルト、その素材の牛乳に出会い、
そしておいらせ町の銀の鴨に出会っていきます。

地元の食材が地元の人によりイタリアンという技が組み合わされて「料理」となる。
前に前にと進む彼の周りには素敵な仲間達が集まってきました。

義人とワタシはランチタイムに。
この日は私達のために、それぞれ違うメニューを準備してくださいました。
まずは、
義人には「海峡サーモンのマリネ ヨーグルトソース」

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滝沢シェフのハンドルネームhideさんと出会ったきっかけの食材。
もちろんソースのヨーグルトはあの新郷村のプレーンのヨーグルトです。
しっかりした食感がありながら、トロリとした海峡サーモンの特徴を引き出した逸品。
そのままでガブリ。パンに載せてまたガブリ。

ワタシには「銀の鴨スペシャル」!!

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手前から時計回りで、「胸肉の生ハム」「もも肉の生ハム」
「心臓のスモーク」「うで肉とネックのテリーヌ」「もも肉と心臓とレバーのモルタデッラ」。
真ん中には、お口をリセットしてくれるオリジナルのピクルスたち。

秀逸のフランス鴨の生ハムは噛むほどに滋味溢れ、心臓スモークはまさに産地が生んだ奇跡のよう。テリーヌはシェフの腕と相まって極上の味に。モルタデッラに至っては、これと赤ワインを持ってどこかに逃げたくなってしまいたいほどの野趣あふれる至極の一品。
ランチであることが悔やまれて・・。

パスタ。
銀の鴨の当たらなかった義人には、「タリアテッレ 銀の鴨のラグー」。

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そして銀の鴨がスペシャルだったワタシには、「トレネッテ ペストジェノベーゼ」。

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どちらもチーズとの絡みがまた、堪りません。

そしてドルチェは、
「新郷村の飲むヨーグルトプレミアムジェラート いちごソース添え」。

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これにはビックリしました。
あの新郷村の飲むヨーグルトプレミアムのトロリ感とコクと自然の甘さがそのままドルチェに。
滝沢シェフもこの特有の持ち味を生かすのに試行錯誤したのだとか。
最高のランチになりました。

9月で満3年となり、ようやく落ち着いてきた滝沢シェフ。
これから本格的にいろいろなことにチャレンジしそうです。
ますます目が離せません(笑)
駅西口徒歩5~6分。 また行きたいなと思わせる素敵なひとときでした。
byなおき

オステリア・デル・ボルゴ
場所八戸市尻内町直田5-7
TEL0178-27-2210
時間定休: 毎週日曜 第1・3月曜日 不定休あり
その他前日まで要予約

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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