明治三十六年創業 カネセ高橋かまぼこ店
五代目が満を持して作り上げた「新商品」
明治36年創業のカネセ高橋かまぼこ店は、青森市で最も古い老舗かまぼこ店です。
その四代目重明さんが五代目が修行から青森に戻ってくるということで新商品の開発を託し、五代目が見事その思いを結実させたのが「ほたて十万石」です。
四代目はかねてから高橋のかまぼこに、ほたてやマヨネーズが合うのでなんとかならないか、と考えていました。
五代目は、父の持っていたイメージをさらに膨らませ、まるで餡を入れるようにかまぼこでほたてマヨネーズを包み込み、その形をホタテ貝のようにしたのです。
父と息子のコラボレーション商品「ほたて十万石」(1個130円)は一躍好評を得、多くのマスコミに取り上げられるとともに、青森空港の関係者が卓球で有名な女性選手が頻繁に購入していくのを何度も見たという情報もあったりと、多くのファンに支えられながら青森に来たらコレ、と言われるものの一つになってきました。
そして、5月末このほたて十万石に新たに仲間が加わりました。
ピンクラベルの「明太子味」、
そしてグリーンラベル「わさび味」です。
青ラベルのこれまでのものは、かまぼこのプルルン感にホタテマヨネーズのトロリが絡む子どもから大人までおいしく楽しめる味でしたが、特に「酒のつまみ」として食べていた方々からは、「辛いものを入れられないか」というリクエストがありました。
老舗のかまぼこ店のかまぼこに合いながら、マヨネーズにも合い、「おいしい辛い」を目指す。
こうした新しい商品を作るため、五代目重広さんは試行錯誤を繰り返した、といいます。
かまぼこは本来は生ものと一緒で日持ちのしないものです。
このかまぼこの日持ちを長くさせるためカネセ高橋では、高圧をかけ滅菌処理を施しますが、これが、この明太子のつぶつぶ感をなくし、わさびのツーンとした鼻に来る感を損なわせました。
そんな中、こうしたとりわけ専門的な悩みに的確なアドバイスをしていただける方と出会い、さまざまな材料で試していきます。
こうして満を持してピンクラベル、グリーンラベルの新商品が生まれました。
明太子味は、マヨネーズの中に辛子明太子が入り、プチプチ感と陸奥湾産ほたてでやさしい辛さ。
わさび味は、まさに「ほたマヨわさび」。
ツーンと来るわさびの辛さ、思わずお醤油を1滴落としたくなっちゃう一品。
どちらも、そのまま食べてもパンに挟んでもOKですが、開発者のお気持ちどおりで、
やはり「つまみ」にピッタリ(笑)
あとは「赤」と「黄」ができれば「かまぼこ戦隊」の完成です(笑) byなおき
カネセ高橋かまぼこ店 | |
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場所 | 青森市本町5-7-15 |
TEL | 017-734-0610 |
その他 | 販売場所:工場直営店、アスパム、空港、駅ビルラビナ、ゆ~さ浅虫 金額:青ラベル130円、ピンク・グリーンラベル150円(税別) |
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