若き三代目が新しい伝統を作る -御菓子司 開源堂川嶋-
開源堂川嶋は、弘前市の老舗店「開運堂」で修行をした初代が大正14年に創業しました。
初代は、開源堂の顔ともいうべき「みくし餅」を始め、季節の菓子を作ってきましたが、初代が亡くなってからは、妻と娘とでこのみくし餅と夏はかき氷を販売してきました。
三代目の将晃さんは、早くから開源堂を継いで欲しいと育てられ、それに応えようと東京へ勉強にそして修行に行き、そして平成8年からお店に立ちます。
長いことみくし餅と夏のかき氷の専門店のようにしてきたことから、三代目がいろいろな生菓子を作っても、お客様はみくし餅をお目当てで来ていることもあって、初めはなかなかお試しいただけなかったようでしたが、今は楽しみにしてくださるお客様が増えてきました。
三代目が戻ってきてから考案した「黒糖わらび餅」(137円)。
わらび餅のプルンプルンに相性のいい黒糖をあらかじめ練り込み、上質のきな粉を振りかけた一品です。
いまでは、みくし餅とならぶ人気の品です。
このシンプルな姿からは想像もつかない、品のいいおしいさ。
冷たくするとさらにその食感と風味が増したような感じがします。
そして、やっぱりコチラと言えば、「みくし餅」。
漢字を当てれば、「三串餅」となるのでしょうか?(mixi餅じゃないですよ・笑)
しょうゆ、ゴマ、あづきの3種類。1本74円。
朝に作り、なくなり次第終了の品です。
古くからあるものなので、世代を超えてファンがいる品です。
しょうゆファン、ゴマファン、そしてあづきファン、とファンにはそれぞれお気に入りがあるようで、三種類同じ数作るのですが、等分になくならず、何かが先に品切れになります。
しかもどれが先になくなるかはいつも違うようで、予測不可能(笑)です。
ワタシはビギナーなので、どれもとっても美味しくいただきましたが、あとをひいたのはやっぱり「しょうゆ」かな?
甘じょっぱいのは、もう一本!とついつい進んでしまいます(笑)
現在30~40種類もの菓子を作る三代目。
これから桜もちやかしわもちといった季節菓子と言われる菓子のクオリティをさらに上げ、「ここのはひと味違う」と言われるようなお店にしていきたい、と話してくれました。
お盆中も営業していますが、18日の土曜日は臨時でお休みするそうです。
また黒糖わらび餅食べたいな♪ byなおき
御菓子司 開源堂川嶋 | |
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場所 | 弘前市品川町15 |
TEL | 0172-32-8556 |
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