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文学の森で珈琲を一杯

文学の森で珈琲を一杯

グルメ | 2007-08-10 09:54

黒石市 黒森山浄仙寺 茶房「松楓亭」

昨日は、黒石市へ。
会議を終え、お客様をご案内した後、商工会議所のM上さんから「とっても素敵な場所がありますけど行きます?」というお誘いを受けて一路、国道394号線を城ケ倉大橋方向へ。

国道から外れ、車は山道を駆け上がり、雨に濡れた木々や葉が曇り空にやさしく照らされる森の中を抜けながらしばらく進むと、こんもりとした半円のようなお山と山門のある、なんとも雰囲気のある山寺に到着です。

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「住職が淹れる珈琲が飲める茶寮にいきましょう」
と、山門を抜け、正面に構える本堂の風格を確かめつつ、
右側にある茶房「松楓亭」へ。

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この大雨の中、住職は何か用事があったようで出かけられていましたが、奥様がご親切に探しに行かれ、数分もしないうちに、住職と初対面。

もう古希を迎えられたということなのに、まだまだお若い住職が、とてもフレンドリーに接しながら、ワタシたちのために支度してくださって。

グリグリゴリゴリ・・・グィーンとミルが回り、辺りにいい香りが立ちこめていきます。
フィルターに湯を投入。

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見る見るうちに挽いた豆がこんもりと膨らんで、その香りでますますおいしそう。
聞けば、成田専蔵先生のスクールの豆。
酸化させないように冷凍庫に入れているんですよ、とタネあかししてくださいました。

横で奥様が揚げたてのドーナツを。
至極の一杯とあつあつのドーナツ。

文学の森で珈琲を一杯

文政7年(1824年)に是空行者が開山した浄仙寺。
明治期、四世学僧の明空の頃には、寺小屋「黒森学校」の運営に専念し、津軽一円から学問を志す子ども達を広く受け入れてきました。そして巣立った若者達は、やがて政治、経済、有名人となっていったようです。
ですが、昭和19年には火災により本堂、庫裡が全焼します。
住職は、その時まだ小学校2年生だったといいます。
廃墟のようなお寺。
よそのようにたくさんの檀家がいるわけでもないお寺。
別の道を歩くつもりでいた自分がその寺を継ぐことになります。

そして努力の末、昭和41年本堂を再建。
その間に京都に修行に行かれた住職。ゆくゆくは本堂を再建しようと心に誓っていたのもあって、京都の寺院を訪ねる度に参考になるものを探していたのだそうです。

結果は、例になるところはなかったのだそうです。
京都の寺院は「立派すぎた(笑)」のだそうです。

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ですが、寺の中で抹茶をお出しするところがあったりして、住職は、「再建され、寺までの道路がよくなったら、必ず・・・・。」とその時思って帰ってきたのだそうです。

平成7年に出来た茶房「松楓亭」。
その名前はその当時から決めていた名前なのだそうです。

それまでは喫茶店に入ったこともない、インスタントコーヒーを飲むのがせいぜいだった、と笑ってお話ししてくれた住職。
今では本格派の一杯です。

7月中頃のあやめと山寺の季節。
そして10月後半からのもみじと山寺。
たくさんの文学碑のあるこの人里離れた山寺とあやめやもみじ。
いいところをご案内いただきました。
すっかり心がなごみました。
次に行くのがホント、楽しみです。 byなおき

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