八甲田ロープウェイに用事ができたので、
公共交通機関「バス」を利用して行ってきました。
青森駅発、十和田湖休屋行きのJRバスに初めて乗車。
バスの中では録音テープの観光案内が流れ、
要所要所では運転手さんの解説も入るのがいい。
「青森と言えばりんご。秋になると若い娘が唄を歌いながらりんご摘みを~」
なんていう案内も愛嬌があって笑えるのでいい。
かやの茶屋では10分くらいの休憩があって、
三杯飲めば死ぬまで生きる長生きのお茶も飲めちゃいます。
東京のはとバスツアーに地元の人が参加すると、
それはそれでけっこう楽しいという話を聞いたことがありますが、
それと似たような感覚なのでしょうか、なかなか楽しめる道中でした。
およそ1時間で八甲田ロープウェイに到着。
本当に久しぶりにロープウェイに乗りました。
山麓駅から山頂公園駅までは約10分。
途中4カ所に鉄塔があり、ここを抜けるたびにゴンドラは大きく揺れ、
この揺れが面白くて、他の乗客もわいわい楽しんでいる。
中腹あたりでゴンドラがスローダウン。
強風のため徐行しているというアナウンスはあったものの、
安全と知っていてもこれは怖いかもしれない。
3本目の鉄塔あたりで降りてくるゴンドラとすれ違ったのですが、
某有名スパイ映画のかなり前の作品で、
主人公のスパイと金属性の義歯を持つ大男とのゴンドラ上での戦いを思い出します。
実はこの日はけっこう曇っていて、
3本目の鉄塔当たりからはもう真っ白。
当然山頂も真っ白で、景色はまったく臨めず残念ではあったのですが、
雲の中にいるというのも楽しい体験です。
雲の中と言えば某有名日本製アニメ映画で
空の城を目指す飛行機が雲に突っ込む時の綿飴のような雲を思い出します。
山頂に着いた段階でお昼時だったので、
山頂の食堂で昼食をとることに。
ここの名物は開業当時から何故か出されていたというジンギスカン。
何故ジンギスカンなのかは謎ですが、
けっこう慣れ親しんだ感のあるジンギスカンの味も、
八甲田山の山頂で食べていると思うとまた格別です。
これで景色が真っ白でなければさぞ良かったろうに…。
この日、八甲田ロープウェイの方と少し話をしたのですが、
ロープウェイを利用するお客さまが急激に上昇し始めた時期があって、
それは映画「八甲田山」が公開された頃のことだそうです。
それまでは全国的にはほとんど無名の山だったのが、
一躍全国区の知名度を持つようになったことによるのですが、
映画の力というのはすごいものだと改めて思いました。
結局、あまりに真っ白だったので、昼食を終えてそのままロープウェイで下山。
帰りもバスに乗って青森市街へ。
なかなか楽しい出張でした。
by YOSHIHITO
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