日本一夕陽が美しいといわれる青森県西海岸。
その海岸線に沿ってのんびり伸びているのが「JR五能(ごのう)線」です。
五能線は、田んぼアートで有名な青森県田舎館村の川部駅と、秋田県能代市にある東能代駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線です。
もともとは、住民らの反対運動によって能代の市街地を避ける形となってしまったJR奥羽線に接続するための支線で、1908年に能代(現在の東能代)~能代町(現在の能代)に開通した「旧能代線」がはじまりだったそうです。
一方、青森県側では、私鉄の陸奥鉄道が1918年に奥羽本線に連絡する鉄道としてを「川部」~「五所川原」間を開業させました。
その後、日本海岸を巡って五所川原と能代を結ぶ鉄道は、五所川原は五所川原線として、能代は能代線として建設が進められ、1936年の陸奥岩崎~深浦間を最後に全線開通し、現在の五能線に改称されています。
五能線は日本で最も海岸沿いを走る列車として有名です。
日本海の荒波に翻弄されることもしばしばですが、
この「五能線」から眺める夕陽が実に見事で、
オンシーズンには県内外からたくさんの観光客らが押し寄せるのだとか。
先日、五能線に乗って旅をしてみたら、その気持ちがよ~くわかりました。
周りに誰もいなかったら、口元に両手でメガホンをつくり、夕陽に向かって叫んでしまっていたかもしれません(笑)。
五能線で最も人気があるのはクルージングトレイン「リゾートしらかみ」。
「くまげら」「橅(ブナ)」「青池(アオイケ)」の3編成が、
青森(一部弘前)~川部~東能代間~秋田間を一日3往復しています。
全席指定となっていますが、
お得な『五能線パス』を使えば、
なんと、たったの3,200円で青森~東能代の旅(往復)を楽しむことができるんですよ。
東には雄大にそびえる白神山地。西には真っ赤に燃える日本海。そして振り返れば岩木山。
9月に二度やってくる3連休は、五能線の旅などいかがでしょう。
(天気が良ければいいのですが・・・。)
by 義人
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